



【6寸か、7寸か】
ショートケーキを食べようと、食器棚からお皿を選んでみたところ、あれ?ケーキにぴったりなお皿って何cmなのだろうかと疑問が浮かびました。家族でホールケーキを取り分けていたころには、日常の食卓で登場しない、専用の小ぶりで華やかな特別なお皿の存在があったことを思い出しました。
ケーキが似合うぴったりなお皿は、日常のちょっとしたティータイムを特別な時間として演出してくれる効果があるような気がします。ただ、ケーキ専用と決めてしまうと、我が家では登場回数がそれほど多くなさそう。せっかく迎えるなら、日々手に取りたくなる、使いやすさも気になるところです。
和食器の大きさは、寸で表されることが多いですが、一般的にケーキ皿は5寸から6寸ほどが適しているといわれます。1寸は、約3cmなので、5寸は約15cm、6寸は約18cmです。それに加え、底面が平らで、程よく余白が取れるものが、ケーキを引き立てるようです。
そんな中で目に留まったのが、薗部産業のリム付き皿でした。名前のとおり、約2.5cmほどのリム(ふち)があり、その分、見た目の直径よりも平らな面はやや小さくなっています。6寸と7寸があり、6寸の底面は約13cm、7寸は約15.5cm。リムによって自然と余白が生まれ、ケーキが際立つ設計です。木の表情や手触りからあたたかみも感じられ、フォークやスプーンがお皿に当たったときの音にもやわらかさがあります。ケーキだけでなく、パンやカットした果物、サラダやちょっとしたおかずをのせるなど、用途を問わずなじむので、どれか専用のような特別感もありながら日常使いできるところが魅力です。
さて、6寸か7寸か悩みどころだと思います。何を盛るかで考えると堂々巡りになるので、使うときをイメージして考えてみるのはいかがでしょう。食事やおやつのとき、何種類かをのせてラフに使いたい。そんな場合は7寸です。カトラリーのサイズも特に気にすることなく、器が料理も動作も受け止めてくれ、気持ちにもゆとりが生まれそうです。朝食でパンと少しだけ副菜を添えたりと、一枚で完結する安心感があります。どちらか1枚だけ選ぶなら、7寸の安心感は大きいです。
一方で、日常的に使いながらも、一人分のケーキやおやつの時間を少し特別にしたい。取り皿としても使いやすいものがいい。そう感じるなら6寸がしっくりきます。空間をきゅっと整え、中央にのせたものが自然と引き立ち、盛り付けのバランスを気にすることなく整った一皿になる感覚があります。6寸は、やはりケーキ皿として完成されているサイズだと思います。
薗部産業のリム付き皿は、そのどちらにも寄り添います。木のやわらかな質感と、使いやすく整えられた形。気を張らずに使いながら、ふとした瞬間に心地よさを感じることでしょう。
私と同じく約3cmの差を迷われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。ここでふと、「大は小を兼ねるのではないか」とも思います。7寸のゆとりのある余白、6寸の意識せずとも整うちょうどよさ、しっくり感。何を一番に求めるか、3cmがもたらす心地よさじっくりと考えるのも良いかもしれません。私は今のところ、6寸に気持ちが傾いていますが、もう少し迷ってみようと思います。
薗部産業 リム付き皿
https://www.shokunin.com/jp/sonobe/plate.html