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【春の香り〜よもぎ】

和菓子屋さんを覗くと若草色のよもぎ餅が並んでいますね!桜餅と一緒に爽やかな春を感じさせてくれます。眺めていると、よもぎを摘んだ幼いころを思い出したり、あんこやきな粉のどちらと合わせようかとか、香ばしく焼いてもいいな〜など、いろいろ想像が膨らみます。やはりここは食べておかねば!しかし日本人にとって、“よもぎ”と聞いて、それ以外に特別感がなぜか湧かない身近な野草。栽培するというよりも雑草としての扱いになることが多いのではないでしょうか?慣れ親しんでいる“よもぎ”ですが、日本では30種類以上、世界では400種類以上存在するそうです。学名はラテン語で「Artemisia(アルテミシア)」、ギリシャ神話で豊穣・多産のシンボルとされる女神にも捧げられたことから、その女神の名前が付けられています。日本でも「和ハーブの女王」と呼ばれているのです。そんなことも知らずにあんこやきな粉と絡めることばかり考えてしまいました。

よもぎの効能としては、食物繊維やクロロフィル、タンニンが豊富なので、血液浄化や造血に効果があるそうです。特にビタミンKが豊富な植物は珍しく、骨粗鬆症が気になる女性にもおすすめの食材です。古くから止血の薬草としても利用され、鼻血や傷口、痔出血などにも効果的だそうです。キク科のアレルギーがある場合は要注意ですが、乾燥肌や肌荒れにも良さそうですし、煎じてお風呂に入れると体を芯から温めてくれ、よもぎの香り成分である「シネオール」はラベンダーやローズマリーと同じ成分を持ち、呼吸器系の改善やリラックス効果があります。中国、韓国では、お灸やよもぎ蒸しも有名ですよね。日本古来の品種ではありませんが、中世ヨーロッパでは「ニガヨモギ」をビールの香り付けに使ったり、禁断のリキュール「アブサン」もニガヨモギから作られていました。

現在日本で流通している80%が中国や韓国からの輸入ですが、国内需要の高まりもあって、国産和ハーブとしてのよもぎが注目されています。自然や地域資源の豊かな熊本産や、美しい里山で作られる京都美山産があり、高原の名水を使って育てる長野の木島平などでも多く作られています。長寿の地・沖縄では「フーチバー」(病気を治す葉っぱ)と呼ばれ、沖縄そばや混ぜご飯に入れて食べられています。現在その抗酸化能力についても研究が進んでいるようです。漢方や韓方でも、3月に採れる若いよもぎは餅や蒸し菓子、よもぎ茶やスープに使い、5月の端午を過ぎて大きく育ったよもぎは、乾かして長期保存することで薬効が高まるとされ、薬として使われるそうです。

今年の春は、骨粗鬆症予防やアンチエイジングという言葉に惹かれて、初めてよもぎ茶を飲んでみました。春の薬草っぽく苦味も少々、ほんのり甘みもあり、やはりその先によもぎ餅を連想してしまう味わいです。思ったほどのクセもなく、とても飲みやすい印象です。今、海外からのお客様には抹茶が大人気ですが、その次は和ハーブ「よもぎ」がくるかもしれませんね。

セラミック・ジャパン モデラート
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/moderato.html
80mm 湯のみ
https://www.shokunin.com/jp/80mm/

参考資料
https://www.yomeishu.co.jp/health/4159/
https://www.hannari-salon.com/よもぎ蒸しメニュー/選べる産地別国産よもぎについて
https://www.pref.nara.lg.jp/n128/item312365.html
https://note.com/mugwortmen/n/n618c73c9f80c