









【布が生まれる場所 ~つちや織物所の工房から~】
2月の初め。奈良市内は平城宮跡の北、駅から伸びる坂道を歩いた先の、緑美しい場所にある「つちや織物所」の工房を訪ねました。ここでは手織りを中心に、布が持つありのままの表情を引き出した、現代のライフスタイルに合う品々が生み出されています。落ち着いた雰囲気の工房では、綿花が糸へ、糸から布へ、そして品物となるまでの工程を見せていただき、布を作り出すのに費やされる時間と手間を目の当たりにしました。
つちや織物所が大切にされているのは、素材となる「糸」と「布」そのもの。可能な限り日本で作られている素材を選び、工房内で糸を紡ぎ、布を仕立てる。さらに、自分たちの手で畑を耕し、そこで育てた綿花から糸や布を作る活動にも取り組まれており、畑から糸、そして布へとつながる地道な手仕事を通して、まさに自然から生まれる暮らしの道具を届けています。静かな工房に響く機(はた)織りの音は、糸が布へと形を成すその瞬間の音。ずっと昔から人の暮らしとともにあった、しかし、今は遠くなってしまった音が、心地よいリズムで耳に響いてくるのがとても印象的でした。
このたび、以前よりご好評を頂いておりました、つちや織物所の鍋つかみが、「手織り」へとリニューアルいたしました。生成りのリネン糸を使い、丁寧に織り上げられた布を三面に縫い合わせています。手織りならではの芯のあるはっきりとした手触りが特徴で、鉄瓶やフライパンをさっとつかみたいときにとても重宝します。
自然から取り出したようなしなやかで優しい風合いと、手織り特有の質感が、台所や食卓にもすっとなじみ、日々の暮らしの中で、使うたびに手仕事のぬくもりを感じていただけるような一品です。ご自宅の台所の定番として、また、とっておきの贈り物としてもいかがでしょうか?
つちや織物所 鍋つかみ
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