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【あたたかみのある伝統和紙】

昔から、紙ものが大好きです。文房具全般が好きなのですが、その中でも特にノートや便せんといった紙の文房具に目がなくて。使いやすそうな紙質のノート、好みのデザインのメモ帳などを見つけると、つい嬉しくて購入したくなってしまいます。文房具を扱っている雑貨屋さんや本屋さんの文房具コーナーでは、じっくり見てしまってあっという間に時間が経っていることもしょっちゅうです。

また、本屋さんでは購入した本にブックカバーをかけてもらうのですが、そのデザインがすてきだと、気分が上がって本を持ち歩くのも楽しくなります。読み終えたあと、違う本に掛け替えて何度か使ったり、カバーを本にかけたままで大事に取っておいたりすることも。そういえば、ブックカバーのデザインがたくさんある本屋さんが話題になっていたこともありましたね。

頂き物のお菓子などが包まれている包装紙も、かわいいものがあればシワにならないように取っておいて、ブックカバーとして使ったりしてしまいます。

最近はメールが主流になり、手紙を書くこともあまりなくなりました。小さいころはレターセットなども集めていましたが、今ではちょっとしたメッセージが書けるカードや一筆箋などのほうをよく使うので、集めるのはもっぱらこちらです。お店で好みのものが目に留まれば、やはり手に取ってしまいます。特に和紙のような、風合いのあるものが好きで、下手ながら筆ペンで書くのがマイブーム。子どものころにもっと真剣に習字をやって筆の使い方に慣れておけばよかった、と後悔しているくらいです。

和紙は日本古来の紙で、洋紙に対して、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの原料から作られたものを指します。繊維が洋紙より長いことで、独特の風合いがあり、薄くても丈夫で保存性があるとされています。伝統的な製法で作られる和紙は材料だけでなく、それを作る職人さんも近年減少しており、貴重なものとなっています。

富山県南部の八尾町にある桂樹舎も、伝統ある八尾和紙の工房です。養蚕業や薬の包装紙の生産で繁栄した八尾の手漉き和紙ですが、近代化により、紙が機械で大量生産されるようになると衰退の一途を辿っていきます。桂樹舎の創設者である吉田桂介は手漉き和紙に伝統美を見出し、なんとか存続させていこうと民藝運動の柳宗悦や「型絵染」の芹沢銈介と交流を深め、「型染め和紙」という伝統工芸品を作り出しました。

そんな昔ながらの職人の手作業による手漉き和紙には素朴な風合いがあり、あたたかみを感じられます。普段使いの紙より少し値は張りますが、手元に取っておいて、ここぞというときに使いたい「とっておき」な紙ものなのです。

桂樹舎 手漉き和紙
https://www.shokunin.com/jp/keijusha/tesuki.html
SIWA | 紙和 ブックカバー
https://www.shokunin.com/jp/siwa/bookcover.html

参考資料
https://keijusha.com/
https://ja.wikipedia.org/wiki/和紙