IMG_5403

【土鍋一つあるだけで】

今日のご飯は何にしよう。冷蔵庫を開けると、少しずつ残った野菜、半丁の豆腐、端っこのねぎなどと目が合うときがたまにありませんか?そんなとき、愛用の土鍋を出せば、献立の悩みはすっと消えてしまいます。

この写真は、そんなある日の夜に作った鍋の様子です。土鍋の懐の深さは、冷蔵庫にあるものを「総動員」したときにこそ発揮されます。あり合わせの野菜をざっくり切って並べ、火にかけるだけ。ひき肉がなかったので、豚肉を細かくカットしたものに刻んだ生姜やにんにくとねぎを混ぜ、塩と黒胡椒で下味をつけてから片栗粉をまぶして丸めれば、簡単な肉団子に。ボリュームが欲しいときは、春雨を入れると一気に食べ応えも上がります。たれはポン酢があれば充分。お好みで唐辛子をどうぞ。

蓄熱性の高い土鍋はじっくりと熱を伝え、いつもの食材から驚くほど豊かな甘みを引き出してくれます。グツグツという音とともに湯気が立ち上れば、それは立派なごちそうの合図。ただ「煮る」だけなのに、土鍋が一つあるだけで、心までじんわりと温まる。そんな気取らない冬の食卓が、一番の贅沢かもしれません。

松山陶工場 土灰斑点土鍋 大
https://www.shokunin.com/jp/matsuyama/donabe.html