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【たい焼き】

あなたは、しっぽから食べますか?それとも頭から食べますか?そんな意見の分かれ道すら楽しめる「たい焼き」。ずっと人々を魅了し続けてきたお菓子のひとつですよね。たい焼きは、鯛型の鉄板で、あんこを小麦粉の生地で包むように挟んで焼いた和菓子。では、そもそもどうして鯛の形をしているのでしょうか?

たい焼き誕生の起源を調べると、明治時代後期(1909年ごろ)。東京の「浪花家総本店」の初代店主が、今川焼きの売れ行きに悩み、まん丸のシンプルな形ではなく、“めでたい”縁起物の鯛をかたどってみたところ、これが大ヒット。庶民のおやつとして飛ぶように売れ始め、今の時代まで長く愛され続ける存在になったそうです。縁起物の中でも鯛は、当時の庶民にとって貴重な存在。だからこそ、手軽に買って食べられるおやつが鯛の形ということで、爆発的ヒットへつながったのかもしれません。

そう考えると、“形”って、とても大切なポイントですよね。諸説ありますが、同じく縁起を担いだ“亀”型もあったといわれています。しかし、残念ながら「かめ焼き」はヒットにはならなかったようで…。昔の人たちにも、いろんなチャレンジがあって、いろんな失敗もあったんだと思うと、なんだか少し安心しますし、まだまだ私も挑戦し続けたいなと感じます。

ほかほかのたい焼きが恋しくなるこの季節。若松ショールームのある若松区には「若松たい焼き」もあります。九州産小麦粉、天草の塩、地元産のはちみつなどを丁寧に合わせた薄皮の中には、甘さ控えめの十勝小豆がたっぷり。鯛の形もくっきりと焼けていますので、縁起のいい手土産としてもいいかもしれません。今年も残り少なくなってきました。また来年も、いい形になっていくことがたくさん訪れますように。

若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html
キッサシロネコ(若松たい焼き)
https://www.instagram.com/shironekogram/