



【日本発祥の「塩パン」】
生地にバターを練り込み、表面に岩塩をのせて焼き上げるシンプルな「塩パン」。今ではパン屋さんの定番商品としてよく見かけ、コンビニなどでも販売されています。この塩パンは日本発祥で、愛媛県八幡浜市にある「パン・メゾン」というお店で2004年に誕生しました。パン業界で1日100個売れたらヒット商品といわれる中、2018年ごろには1日に6000個も売れるパンとしても話題になりました。
開発当初、さっぱりとしたものが売れる夏場はパンの売り上げが良くないことから、夏にでも売れるパンの開発を試行錯誤されていたようです。その時に作られたのが塩分補給ができる塩パンでした。県外のパン屋さんへ修行に行っていた息子さんからの、「フランスパンに塩を振ったパンが売れている」という情報をきっかけに作られたそうです。子どもから大人まで食べやすいように、柔らかいフランスパンにたっぷりのバターで生地を作り、企業秘密の塩は振りすぎても辛くならない岩塩を使用しているそうです。
販売開始してまもなくは、見た目が似ている「バターロールパン」よりも10円高いこともあり、売れ行きが芳しくなかったとのことです。しかし、「パン・メゾン」がある愛媛県八幡浜市は四国一の規模を誇る魚市場があり、市場で働く人や県外から市場に来る人の間で広まりました。また、地元の学生の間でもおいしいという評判が生まれ、じわじわと口コミによって人気となっていきました。
本店は愛媛県八幡浜市にありますが、東京にも塩パン専門店として「すみだ浅草通り店」「銀座店」「新宿店」の3店舗があります。先日銀座店に行った際には行列ができており、出来上がったパンが次々と運ばれていました。並んでいる人の中には韓国の方も多く、韓国でも有名なのかと調べてみたところ、韓国語で「ソグムパン」として人気のようです。
塩パンは、外がカリッと中はモチッとした食感があり、それぞれの素材の良さが絶妙なバランスで、パンのおいしさが引き立てられています。開発の際にどのような想いや背景で作られたのかを知ると、よりパンのおいしさを味わうことができるなと感じます。
お店ではホームページには掲載されていない季節のパンなどもいくつか店頭に並んでいます。塩パンはもちろんのこと、塩パンで作られたあんバターパンや明太パンなどもとてもおいしかったです。「塩パン屋 パン・メゾン 銀座店」は銀座ショールームから徒歩8分で行くことができます。ご興味がありましたら、銀座ショールームにお立ち寄りの際にぜひ訪れてみてください。
塩パン屋 パン・メゾン
https://shiopan-maison.com/
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
参考資料
https://camelia.co.jp/magazine/book/184
https://tabi-labo.com/287605/painmaison-yawatahama
https://wanjeon.tv-aichi.co.jp/120-article/