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【昭和の香りとオムライス】

小樽市の郊外、オタモイ地区に佇む「お食事の店 湖月(通称:湖月食堂)」は、1971年創業の歴史ある食堂です。昭和の面影を残す店構えと、どこか懐かしい雰囲気の店内は、地元の人々にとっては日常の一部であり、観光客にとっては小樽の素顔に触れられる貴重な場所となっています。

子供のころから湖月食堂の近所に住んでいた私の家族に聞いてみると、出前を取ったり、部活終わりに食べに行ったりと、店主のおいしい料理でお腹を満たしてきたとのことです。昔ながらの近所の食堂というのが、まさに湖月食堂だと地元の方は思っています。

湖月食堂の魅力は、何といってもその家庭的な料理と温かい接客。ラーメンや丼もの、定食など豊富なメニューが揃う中、特に人気なのがあんかけ焼きそばです。醤油ベースのクリーミーなあんに、たっぷりと具材が絡み合い、ひと口ごとに旨味が広がります。チャーハンも地元では評判で、しっかりとした味付けながらも重すぎず、飽きのこないおいしさです。

そして密かにファンが多いのがオムライス。玉子は固すぎず、ふわっとご飯を包み込んでいます。スプーンを入れると、やわらかな玉子と、少しピリッとしたケチャップライスが混ざり合い、やさしい味が広がります。見た目はシンプルながら、口に運ぶとどこかほっとする味わい。その素朴な味が、食堂の雰囲気と相まって、心を和ませてくれます。

実は湖月食堂は、Netflixドラマ『さよならのつづき』の撮影地としても知られています。登場人物たちが語り合うシーンが撮られ、特にオムライスを食べるシーンは視聴者の記憶に印象的に残っていると思います。放送後にはオムライスを注文するお客さんが増えたのではないでしょうか。湖月食堂には、人と人との距離を自然に縮めてくれる、不思議な力があるように感じます。

店内にはカウンター席、テーブル席、小上がり席があり、一人でもグループでも気軽に利用できます。駐車場も完備されているため、車でのアクセスも安心。昭和の風情を残しつつ現代のニーズにも応える湖月食堂は、地域に根ざした存在として昔も今も変わらずに愛され続けています。

小樽の観光スポットを巡る合間に、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。懐かしさとぬくもりに包まれながら、心もお腹も満たされるひとときを過ごせるはずです。

お食事の店 湖月
https://maps.app.goo.gl/qyYRKaLpV13nAuX16
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html