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【鬼おろしの季節】

すっかり肌寒くなり、ついつい手に取ってしまうことが増えた道具、それは「鬼おろし」。見栄え、栄養、味、どれをとっても、大根の鬼おろしが加わるとグッと食卓のレベルがアップする感じがします。

鬼おろしは、鋭くギザギザとした突起が特徴の調理器具。この形状により、野菜をおろす際に空気をたっぷり含み、シャキシャキと歯ごたえの残る独特の食感が生まれます。粗くおろすことで、食物繊維や栄養素を自然な形で残し、素材本来の風味を引き立てるのもうれしいポイント。人参やきゅうりなどさまざまな食材に活用できますが、今の季節ということも相まって、大本命はなんといっても大根の鬼おろしです。

大根の旬は、特に秋から冬にかけて。大根の根には消化を促進する消化酵素がいくつも含まれていて、その一つであるジアスターゼは胃腸の動きを活発にし、胃もたれや二日酔いを防ぐ効果があります。大根は、葉に近い部分ほど甘く、先に近い部分ほど辛味が強くなるため、先端は薬味や漬物、中央部分はおでんや煮物に向いています。鬼おろしなどの生食には、辛味が少ない葉に近い部分を使用するのがおすすめです。

まず、一度はやりたいのが、だし巻きに鬼おろし。鬼おろしを雪山のようにこんもりのせたら、最後に醤油をちょろっとかけて。だし巻きがより食欲をそそる佇まいに早変わりし、さっぱりと食べることができます。この秋は、秋刀魚や秋鮭を焼いた日にも鬼おろしが大活躍。大根には胃液の分泌を促進する働きがあるため、焼き魚と一緒に食べるのにも適しています。先日は、みぞれ煮も作ってみました。鶏肉とお好みの野菜を炒めたら、鬼おろし、酒、醤油、だし、みりん、酢などで煮ます。大根が具材に絡み、やさしい味で体の芯まで温まる一品の完成。またすぐにでも作りたいメニューです。

家に一つあると、料理の幅が広がる鬼おろし。何にかけても合いますし、手軽に栄養が摂れるため、鬼おろしを使うようになってから冷蔵庫に大根が中途半端に残ることがなくなりました。鬼おろしは鍋の薬味としても存在感抜群なので、本格的な冬が始まるこれからの季節、さらにお世話になる気がしています。

木屋 鬼おろし
https://www.shokunin.com/jp/kiya/onioroshi.html

参考資料
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=4