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【最後のひとすくいまで気持ちよく】

毎日の味噌汁やスープ作りで、鍋の端に残った具材や汁をうまくすくえず、もどかしい思いをしたことはありませんか?

私が長らく使っていたレードルは、注ぐときに味噌汁を台所にこぼしてしまったり、鍋の底まできれいにすくえなかったりと、ちょっとしたストレスが積み重なっていました。

そんな悩みを解決してくれたのが、一菱金属の「すくいやすく注ぎやすいレードル」です。新潟県燕市の金属加工メーカーが、フレンチのシェフやデザイナーと共に試作を重ねて生み出したこのレードルは、まさにすくいやすく注ぎやすい頼れる一本です。

最大の特徴は、両端が少し尖ったおむすび形の皿部分。広くてなめらかなカーブが鍋肌にぴたりと沿い、具材もスープも端まできれいにすくえます。丸いお玉では届きにくい鍋の側面も、これならすくい残しゼロを実現してくれます。肉じゃがやかぼちゃの煮物など汁気の少ない煮物や、カレーの最後の一口まで、気持ちよくよそえるのが嬉しいポイントです。

そして、皿の左右にある小さな尖りがそのまま注ぎ口になっていて、器へ移すときもスムーズです。液だれのストレスから解放されました。左右対称なデザインなので、右利き・左利きどちらでも快適に使えるのも魅力的です。

個人的に感動したのは、具だけをすくいたいときの使いやすさです。レードルのゆるやかな曲面の真ん中辺りを鍋の内側に軽く押し当てて傾けるとスープだけが自然と両サイドの尖りの隙間から流れ出し、具材だけがレードルに残ります。丸いレードルだと、具材を受け止めておける幅が少ないのに比べて、こちらのレードルは丸い形よりも幅がある分、具材を留めておけます。このちょっとした工夫で、煮物の盛り付けや味見がとてもスムーズになりました。

さらに、このレードルを使うたびに嬉しくなる理由があります。私の憧れの料理人の方がYouTubeで、恐らく同じ一菱金属のレードルを使われているのを発見しました。conteのまかないボウルややくさじもお使いのようで、職人.comで扱っている道具が並ぶそのキッチンに、目が釘付けになりました。憧れの方が選んだ道具と同じものを自分も使っていると思うと、なんだか少しその人に近づけたような気がして、台所に立つ時間がもっと楽しくなりました。

素材は18-8ステンレスの一体成型で、継ぎ目がなく汚れが溜まりにくいのも嬉しいポイントです。さっと洗えて衛生的、食洗機にも対応しています。重さは約110gと程よい安定感があり、手にしっくりなじみます。柄には穴が空いているので、フックに掛けて収納もスマートです。

価格は税込2,090円。決して安くはないけれど、毎日使う道具だからこそ、使いやすさと心地よさを大切にしたい。以前のレードルから乗り換えて、台所での時間が快適になりました。

一菱金属のレードルは、調理における機能性を超えて、日々の料理に寄り添う道具の美学を感じさせてくれる逸品です。気になる方は、ぜひ一度お手にとってみてください。

一菱金属 すくいやすく注ぎやすいレードル
https://www.shokunin.com/jp/ichibishi/
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html