







【大阪市立東洋陶磁美術館】
2024年4月に約2年間の増築工事を経てリニューアルオープンした、「大阪市立東洋陶磁美術館」へ行ってきました。
大阪市立東洋陶磁美術館は、1982年(昭和57年)に大阪・中之島に誕生しました。東洋の陶磁器に特化した世界的にも有名な美術館で、作品を鑑賞するために国内外から多くの人々が来館します。コレクションの中核は、住友グループより寄贈された「油滴天目茶碗」など国宝2点が含まれる「安宅コレクション」。そのほか、「李秉昌コレクション」の韓国陶磁、濱田庄司をはじめとする日本陶磁など、その東洋陶磁のコレクションの収蔵数は5,700件を超え、世界第一級の質と量を誇ります。
リニューアルされたエントランスホールやカフェは、洗練され、明るく開放的。天窓から自然光を取り込んだ世界初の自然採光展示室では、陶磁器本来の色合いと質感を鑑賞できるよう考えられています。また、立体造形としての魅力を存分に感じてもらうために作品を360度から見られる回転台を設けるなど、新しい陶磁器の見せ方や奥深さを伝える展示方法へのこだわりが至る所に散りばめられていて、見応えも十分。
欠かさずに見ておきたいのは、国宝である油滴天目茶碗。その実物は、写真以上に目もくらむ眩しさでした。写しでは見たことがあったさまざまな中国・韓国・日本の作品の実物を見ることができ、ほとんどが撮影可で、休憩スポットも多く、すばらしかったです。鑑賞後、堂島川の水面を眺めながら、しばしまったり。世界に誇る東洋陶磁。日本の人にも海外の人にも、陶芸をやっている人にもやっていない人にも、大阪に行ったらぜひ訪れていただきたいと思う場所になりました。
大阪市立東洋陶磁美術館
https://maps.app.goo.gl/KNHHrWLdrwXZWyKc9
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/
参考資料
https://www.moco.or.jp/
https://osakahaku.ocm.osaka/backnumbers/01/