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【カルカデに魅せられて】

暑い日が続きますね。天気予報を見てもその数字に驚く毎日です。ついに40度超え!そんな日が増えてきていることに心もザワザワとしてきます。私たちの生活の認識や常識も変えていかなければいけないのか?と、考えるようになりました。同じように暑い国の人々はどのような日常を過ごしているのかと、ふと数年前に旅したエジプトを思い出しました。

エジプトの気候は地域差はありますが、年間を通して降水量が少なく、夏は朝晩は涼しいですが、太陽が照りつける昼間は40度を超える暑さです。冬は温暖な気候になり、最適な観光シーズンも10月から4月になります。日本と違うところは、圧倒的に湿度が低いので、暑くても日差しから肌を守るために、ガラベイヤという風通しの良い長袖を着て過ごします。日本のような湿気がまとわりつくような重たい暑さではないのです。とはいってもそこはアフリカ大陸。強烈な日差しと昼夜の温度差に、体力は奪われてしまうことでしょう。

私が訪れたのは3月の終わり。エジプト南部のヌビア地方にあるアスワンという街へ立ち寄りました。アガサ・クリスティの映画『ナイル殺人事件』の舞台になったホテルがあったり、世界遺産のアブシンベル宮殿の観光拠点にもなっている街です。街を流れるナイル川も大都会のカイロで見る景色とは違い、雄大な中にも緑の木々や岩場も多く、船で渡る中洲には神殿があったりと、のんびりと穏やかな街だったことを覚えています。そんなアスワン観光の際、立ち寄った先でたびたび登場したのが、透き通る美しいルビーレッドのお茶、“カルカデ茶”。爽やかな酸味がありスッキリとした後味のお茶です。

カルカデとはエジプト産のハイビスカスのことで、よく南国リゾートで見かける鑑賞用のハイビスカスとは品種が異なり、飲料や食用に利用されるのは「ローゼル」という品種になります。数ある産地の中で世界最高品質といわれるエジプト産のハイビスカス・ティー“カルカデ”は、良質で新鮮なうえ、リーズナブルな価格も魅力でした。ハーブティーに用いられるローゼル種は茎や花苞が濃赤になるのが特徴で、花が落ち、実が膨らんだ時期の萼(がく)の部分を使用してお茶にします。

アスワンのスーク(市場)では、色鮮やかなスパイスと一緒に、ミイラのようにカリカリになったカルカデが並んでいます。そのルビー色に惹かれて思わず大量買い。クレオパトラも、その美しさと若さを保つために飲んでいたというカルカデ茶ですから、ただものではないはずです。この美しいルビー色は、アントシアニン系色素によるもので、光に囲まれた現代人には必要な成分です。そして、含まれるクエン酸やハイビスカス酸などの植物酸とミネラルにより、体内の新陳代謝を高め、さらにエネルギー代謝を高める効果があります。かつてのオリンピックでマラソン選手たちがスポーツドリンクとして試合中に飲用していたという興味深いお話もあります。肉体疲労の回復も早めてくれるので、夏バテ対策として冷やして飲むのも良さそうです。天然のビタミンCを豊富に含むローズヒップとの組み合わせは“黄金ブレンド”と聞いたので、早速我が家で飲んでいます。むくみの改善や二日酔いにも良いとのこと。お鍋で1~2分グツグツと煮出し、少し蒸らすだけ。酸味が苦手な方は、砂糖や蜂蜜などお好きな甘さで調整してください。多めに作ってストックすると便利ですよ。

残念ながら、この暑さも今年だけではないはずです。とにかくこの暑い夏に対応できる身体作りをしなければ!といろいろ試しています。世界の暑いお国の方々のお知恵を借りながらチャレンジしていこうと思います。まずは若返りと疲労回復に、美しい“カルカデ茶”をぜひお試しください。

ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://voxspice.jp/spicestory/1106
https://www.enherb.jp/blog/blog/b20250702/