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【ボーンホルム島】

北欧デンマークのガラス工芸や陶芸が盛んな「ボーンホルム島」。数年前、「クラフトマンが集まる島」といわれるこの自然豊かな美しい島に約半年留学し、陶芸を学びました。

バルト海に浮かぶボーンホルム島は、スウェーデン、ドイツ、ポーランドの間に位置します。コペンハーゲンから電車とフェリーを乗り継いで約3時間半ほどで行くことができ、フェリーの窓からオレンジ屋根が並ぶボーンホルム島が見えた時、心が躍ったのを覚えています。雨や曇りの多いデンマーク本土に比べ、晴れの日が多いボーンホルム島は「サンシャイン・アイランド」、「バルト海の宝石」とも呼ばれ、癒やしを求めて多くのデンマーク人が訪れます。とはいっても、街にも人はごった返しておらずのんびりと過ごすことができ、この世の楽園のような島でした。

アートや陶芸の授業のあと、24時間開放されている陶芸の教室にこもって土を触ったり、友人たちと学校の裏へハイキングに行ったり、森にバイソンを探しに行ったり。校外学習では、島の北側にある北ヨーロッパ最大の中世の城の遺跡「ハマスフース(Hammershus)」へ。また、ボーンホルムクラフトウィークには、美術館(Bornholms Center for Kunsthåndværk)で陶芸作品を鑑賞しました。休みの日には、車で海沿いの街へ行き、「Oh Oak」などの陶器店や毛糸のお店へ行き、みんなでアイスを食べました。汗だくになって1時間以上自転車を漕ぎ、「ボーンホルム美術館(Bornholms Kunstmuseum)」へアートを見に行ったりも。ボーンホルム島の日差しが生む木漏れ日のように、どれもきらめく思い出です。

ボーンホルム島の海岸線は、白い砂と珍しい花崗岩の岩場から成っています。良質な土や資源が豊富にあったことから、古くから陶芸が盛んなボーンホルム島。しかし、新たな陶芸のギャラリーや工房は多くありますが、歴史ある窯元の数はどんどん減ってきていると陶芸の先生に聞きました。その中で現在も残る数少ない窯元の一つである「Hjorths Fabrik」の工房を見学させていただいた時の景色や空気感は、今でも記憶に焼き付いています。そちらの展示で、私が以前惹かれた北欧陶器「Soholm」も、かつてボーンホルム島にあった陶器メーカーだと知りました。

多くのクリエイティブな人々を呼び寄せ、そして人々の想像力を掻き立てる島、ボーンホルム島。そんなすてきな島の陶芸の授業で、何度も日本の陶芸の技術や産地の名前が上がったのは、日本人としてはうれしい驚きでした。まさにその時、日本も自然や風土に恵まれて「工芸」が多く生まれてきた島だったという事実に、気づかされたのでした。受け継がれてきた日本各地の工芸についてより深く学び、世界中の人々に伝えられる自分になって、またいつか、あの島の土を踏みたいと思います。

Bornholms Kunstmuseum
https://maps.app.goo.gl/AbdArwmwGVNyMJkk9
Hjorths Fabrik
https://maps.app.goo.gl/mHYXNA6EAuXYKTyy7
Oh Oak
https://maps.app.goo.gl/5aXTwBcxSjy9s19t8
Bornholms Ismejeri & Kaffebar
https://maps.app.goo.gl/6U7yM6rsUc2s6wvB8
Bornholms Center for Kunsthåndværk - Grønbechs Gård
https://maps.app.goo.gl/u3yY79vE6ZZ3Kagd8
Hammershus Castle Ruins
https://maps.app.goo.gl/p6moS2eGYxHydrEQ9

参考資料
https://forbesjapan.com/articles/detail/39172
https://madamefigaro.jp/series/yukai/240814-cph.html