

【桐のトレイへの憧れ】
数年前に知人宅を訪れた際、知人が桐の文箱からペンと紙を取り出していました。何気ない動作だったのですが、なぜか今でも印象に残っているワンシーンです。
ごちゃごちゃしがちな文具を桐箱に収納するという美意識と、中の物を出すときの所作がゆったりとしていて優雅に思えたのが印象に残った大きな要因だったのかもしれません。それ以来、桐の文箱に憧れを抱くようになりました。とはいうものの、なかなか実際に手に取る機会には恵まれず、未だ生活に取り入れるには至っていませんでしたが、ふとそのワンシーンを思い出すような桐のトレイと出会いました。
山の形の桐のトレイは、なめらかな手触りとその軽さ、スタッキングできる形状がとても実用的で美しい商品です。昭和5年から桐箱を作られている、山形市の有限会社よしだが製作しています。
サイズは2種類あり、ペンや小さな文具類をしまうのなら、比較的場所を取らないSサイズをおすすめします。スタッキング可能なので「浅」と「中」を重ねて使えば、蓋として使う浅の上にもペンやメモを置くことができます。仮置きはもちろん、よく使うものだけ浅に、などといった使い方も可能。別々にして浅はトレイとして利用し、使わないときは蓋として置いておくのもあり。もしかしたら、長年憧れていた文箱よりも使い勝手がよいのでは?と感じてしまいました。そうそう、「深」も重ねて、常用薬をしまっておいたり、おやつを忍ばせておいたりするのも良いかもしれません。
MサイズならA4の書類も折らずに入るくらいの大きさなので、書類はもちろん、A4ノートやタブレット、読みかけの本などもここに片付け、デスクやリビングなどを整然と保つことができます。桐ならではの軽さで、持ち運びも苦になりません。何より手触りがとてもいいのです。
少しずつ集めてスタッキングしたり、それぞれ別々に使ったり、と自分の生活に合わせた収納箱を作っていけるのも大きな魅力です。憧れていた桐の文箱を使った生活、こちらのトレイで実際に取り入れていきたいと思っています。
山の形 桐のトレイ
https://www.shokunin.com/jp/yamanokatachi/kiri.html
三条ショールーム(2018年の開設以来、Sサイズの浅・中・深を使用しております)
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