




【古き良きフォントの世界】
古い建物が残る街角を歩いていると、ふと視線を奪われるのが、年季の入った看板に描かれた文字。本当にいろんなものがあり、今ではあまり見かけなくなった個性豊かな文字に出会うことができます。
文字の形やデザインのことは、「フォント(書体)」と呼ばれます。たとえば、同じ「小樽」という文字でも、優しい印象のものもあれば、力強く見えるものもあります。これらの印象の違いこそがフォントが担う役割です。
昔の看板に使われているのは、独特のフォントや手書きの文字。そこには、その時代ならではの美意識が息づいています。線の太さ、角の丸み、払いの角度、少し崩れたバランス、文字間の空き具合など、現代のデジタルフォントでは再現しきれない、人の手が生んだ揺らぎが感じられます。看板職人たちが独自の感覚と経験から導いた文字の形。雄弁な古いフォントは、文字という機能を超えて、歴史や空気感までも伝えてくれているような気すらします。
小樽の街なかにも、そうした古いフォントが随所に残っています。歩けば出会える、時を刻んだフォントは、時代を映すデザイン。時代を超えて残された美しさと、名もなき職人たちの思いが、今も生き続けています。街を歩きながらそれらに目を留めてみると、いつもの景色も違って見えるかもしれません。
フォントを楽しむ散歩の途中には、ぜひ小樽ショールームへもお立ち寄りください。ここにも、職人の思いが詰まった日本製の品々が揃っています。機能美という言葉だけでは語りきれない、すてきな商品が皆さまをお待ちしております。
小樽ショールーム(※2025/7/12は臨時休業でございます)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html