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【アイスクリームスプーン】

気温が20℃を超える日が続くと、冬にお休みしがちだったアイスクリームやソフトクリームに心躍るのは、私だけでしょうか?真夏になると、シャリシャリとした食感を欲するようになりますし、暑さでアイスが溶けてしまうのことを気にするあまり、急いで食べることになってしまいます。濃厚な味わいや、クリーミーな舌触りをゆっくりと堪能できるは、今の季節がぴったりなのではないかと個人的に思うのです。

ここでおすすめしたいのが、柳宗理のアイスクリームスプーン。柳宗理氏といえば、民藝運動の父・柳宗悦を父に持つインダストリアルデザイナーで、50年以上前に発表された製品の数々は、機能的で美しく、今なお国内外で高い評価を受けています。

若松ショールームには常時展示されており、偶然お立ち寄りいただいたお客様にも、気軽にご購入いただく機会も多い商品です。私はショールームに勤務して3年、この度初めてお迎えしました。デザートスプーンはお気に入りのものが一つあれば充分で、専用スプーンはどう違うのかをあまり気にしていませんでしたが、このアイスクリームスプーンで今季初のカップアイスを食べたところ、これまでより何倍もおいしく感じ、これは皆さまにお伝えしなければという使命感にかられた次第です。

冷凍庫から出したてのカップアイスも、スプーンの平らな部分がヘラのようになっていることと、柄の長さで適度に力が入り、表面を削り取るようにすくえます。口に入れると、アイスのなめらかさを邪魔しないスプーンの浅い窪みとステンレスの薄さにより、口当たりがとても良いのです。

アイスクリームは、一般的に気温が25~30℃前後のときに特においしいと感じられるそうです。北国では、冬のアイスクリームが格別と聞き、寒がりな私は大変驚きましたが、暖房の効いた部屋でのアイスクリーム体験も興味深いものです。日本アイスクリーム協会の調べによると、ゴールデンウィークの時期がぴったりの季節と書かれていて、まさに今だ!ととても納得しました。

若松ショールームにお越しの際には、ぜひアイスクリームスプーンもご覧ください。計算されこだわり抜かれた美しいカトラリーシリーズは、1974年の発売以降、約50年変わらず多くの人に愛されています。アイスクリームがおいしいこの季節にいかがでしょうか?

柳宗理 アイスクリームスプーン
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/cutlery.html
廣田硝子 柳宗理ワイングラス
https://www.shokunin.com/jp/hirota/wine.html
若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html

参考資料
https://www.icecream.or.jp/iceworld/qa/08.html