

【推し活】
その日は突然やってきました。知人から薦められたことをきっかけに人生で初めての「推し」ができ、いわゆる「推し活」を始めることになりました。これまで自分でも好きなものや趣味は多いほうだと思っていましたが、「推しはいる?」という質問には、しっくりくる答えを見つけられずに考え込んでしまうことが多かった人生。ついに、その質問にも即答できる答えを見つけた、活動歴わずか数カ月の推し活1年生として、今回は推し活についてお話ししてみたいと思います。
「推し活」とは、アイドルや俳優、アニメのキャラクターなどをイベントへの参加や、グッズの購入などさまざまな形で応援することを指し、2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされるなど、近年ではかなり市民権を得た言葉かと思います。「推し」という言葉は、アイドルグループの中で最も好感を持っている人物を指す言葉として、1980年代のアイドルファンたちから発祥したとされており、2000年代以降のアイドル人気とともに広まりました。その後、マスメディアでも使われるようになり、「推し」=「好きなもの」と再定義され、一般的にも使われる言葉となりました。ある調査によれば、15〜69才全体で推しがいる人は38.9%、特に15〜19才では7割以上の人が推しがいると回答したそうです。このことからも日本社会にいかに「推し活」が浸透してきているかがうかがえます。推しの対象は、アイドルや歌手、俳優、スポーツ選手(またはチーム)など実在の人物が多い傾向にあるようですが、アニメや漫画、ゲームのキャラクターなども上位にランクインしているようです。最近では、いろいろなお店で推し活グッズが販売されているのもよく目にします。
私が推し活を始めることになったのは、アイドルのオーディション番組がきっかけでした。目標に向かい、ひたむきに努力を続ける彼らの姿に感動を覚え、「これからも応援したい!」と思うと同時に、自分自身も何かに挑戦できるような気がしてきたのです。ここまで他人を応援したいと思うのは初めてで、自分にもこんな感情があったのかと正直驚きました。私は推し活を通して自分の心の引き出しがひとつ増えたような気がしています。今は推し活の先輩方にあれこれ教えてもらいながら、自分なりの推し活を思う存分楽しんでいます。
自分の「好き」に向かって突き進むことを後押ししてくれる「推し活」。時に推し活は、自分の世界を広げてくれるきっかけになったり、日々を頑張るための活力になったり、あるいは新たな仲間と出会うきっかけにもなります。推し活を始めるのに早いも遅いもありませんし、何を・誰を推すのかに制限もありません。もちろん推し活の楽しみ方も人によってさまざまです。誰かを、何かを応援することが、結果として自分自身を応援し、勇気づけることになっている。なんとすばらしいエネルギーの循環!と、推し活の偉大さをひしひしと感じています。
推し活に欠かせないのが、推しのテーマカラーやイメージカラーに合わせた「推し色」ですね。当店でもカラー展開の豊富なブランドを取り扱いしております。さりげなく、日々の暮らしの中に「推し」を感じることのできる商品を集めましたので、推し活中の方も、そうでない方もぜひご覧ください。
HASAMI
https://www.shokunin.com/jp/hasami/
ao
https://www.shokunin.com/jp/ao/handkerchief.html
白山陶器
https://www.shokunin.com/jp/hakusan/g_gata.html
丹窓窯
https://www.shokunin.com/jp/tansou/slipware.html
セラミック・ジャパン
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/
若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html
参考資料
https://www.nikkei.com/compass/theme/114639
https://www.videor.co.jp/digestplus/article/consumer250304.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E3%81%97
https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202307_01.pdf