
【春眠】
「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、春はいつまでも寝ていたい季節ですね。春に眠くなる原因として、環境の変化、花粉や黄砂によるアレルギー症状、その治療薬の副作用、さらに寒暖差による自律神経の乱れなどが挙げられます。
「春眠」とは3月中旬から4月上旬まで使われる言葉で、中国・唐代の詩人、孟浩然の詩の一説が語源だそうです。現代訳では「春の眠りは心地よく、朝が来たのもわからない」という意味で、のどかな春の情景が表現されています。
春は動物が冬眠から目覚める季節でもありますね。クマは冬の間、体内の脂肪をエネルギーに変えながら冬眠する「義務的冬眠動物」です。一方、シマリスやハムスターは外気温が下がると体温を落として冬眠し、時々目を覚まして食料を摂る「条件的冬眠動物」です。近年、クマの出没が問題視されていますが、その背景には地球温暖化の影響があります。春の訪れが早まり、冬眠から覚めたクマが自然界で十分な食料を確保しづらくなっているのが原因の一つにあるそうです。
自然の環境とともにたくましく生き抜く野生動物たちを見ていると、人間はか弱く思えたりもします。冬の間の5~6カ月ものあいだ、飲まず食わずで排泄もせず、浅い眠りのまま、まどろむように冬眠するというクマ。無心で寝ているのか、それとも長い夢を見ているのか、気になりました。
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参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/冬眠
https://www.brother.co.jp/product/printer/home/magazine/kiji31/index.aspx
https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20210331193228/
https://www.terumozaidan.or.jp/labo/technology/42/index.html
https://healthist.net/biology/2896/