S__157884446

S__157884448

S__157884449

S__157900802

【蓬莱堂茶舗】

京都の寺町京極商店街にある「蓬莱堂茶舗」は、玄米茶発祥のお店。こちらの玄米茶は、屋号にちなんで「蓬莱茶」と呼ばれています。

1803年に創業した蓬莱堂茶舗は、200年以上の歴史を持つ宇治茶専門の老舗です。お店の名前は中国の昔話の仙人が住んでいた「蓬莱山」から来ており、「蓬莱堂のお茶を飲むと長生きできるように」という想いで名付けられました。ちなみに「宇治茶」とは、京都府南部に位置する宇治市とそれを取り囲む町々にて豊かな自然に育まれ産出されるお茶のことで、近年では京都府北部の中丹地方でも産出されるようになりました。抹茶・玉露・煎茶・番茶とあらゆる種類の緑茶が生産され、そのいずれもが高品質であることで知られています。

玄米茶とは、お茶の葉に炒ったお米をブレンドしてその香ばしさで飲むお茶のこと。大正時代に御茶事の懐石の際に供される湯桶(ゆとう)の芳ばしさにヒントを得て、蓬莱堂茶舗が創案しました。京都にいるとよく「番茶」に出合いますが、番茶は熱湯で淹れてガブガブ飲めるお茶の総称であり、蓬莱堂茶舗ではほうじ茶や玄米茶も番茶の一種と位置付けられています。玄米茶はお米が入りお茶の使用量が少なくなることから、カフェインが少なく、子供からお年寄りまで安心して飲むことができます。飲みやすく、ご飯にも合いますし、寝る前に飲んで一息つきたいときのお茶としても重宝します。

今回、友人が京都に来るたびに手土産を買いに訪れていると聞いて蓬莱堂茶舗を知りましたが、三条ショールームからもこんなに近い場所に玄米茶が生まれたお茶屋さんがあるとは知りませんでした。最近は食後に急須で玄米茶を淹れて、豊かな香ばしさを楽しんでいます。蓬莱堂茶舗でお茶を買ったら、ぜひ三条ショールームにもお立ち寄りくださいませ。

三条ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/sanjo.html
蓬莱堂茶舗
https://maps.app.goo.gl/wBfxDYCZHSUFggs16

参考資料
https://www.kyoto-teramachi.or.jp/horaido/
https://www.kyotokan.jp/read/read-5769/
https://rurubu.jp/andmore/spot/80026390