

【2025年の節分は2月2日】
立春の前日が節分ですが、今年2025年の節分は2月2日です。幼いころから節分には思い入れがあり、1985年から2020年までの長い間、2月3日の節分を大きな行事として過ごしてきました。そのため、今後しばらく続く「閏年の翌年は2月2日」という節分の変化には、まだしっくりきていません。徐々に慣れていくのでしょう。
二十四節気では冬から春になる立春が一年の始まりとされていたため、季節の終わりである節分は、平安時代には災害除けと延命・長寿を目的とした読経が行われ、特に重んじられていました。節分は、豆を使って鬼や邪気を祓い、福を呼び込む伝統行事として伝えられています。しかし、現代に続く豆まきの起源を遡ると、「鬼やらい」と「節分」はもともと別の行事だったようです。鬼やらいといわれる「追儺(ついな)の儀」は、南北朝時代には中国から伝わり、宮中の疫病や災難を追い払う年中行事として大晦日の夜に行われていました。その際「鬼は外!福は内!」と唱えられていました。平安末期になると、目に見えない疫を追い払う神に扮していた人物が、目に見える形で鬼に見立てられ、追い出される役に変化したそうです。本来は別々の行事でしたが、疫(鬼)を追い払うための「豆打ち」の登場により、大晦日の疫を祓う行事が、大晦日と通じる意味合いを持つ節分に「鬼は外!福は内!」と豆まきをし厄除けを願う行事となり、江戸時代には完全に結びつき定着したとされています。
豆まきの作法をご紹介します。1. 煎った大豆をマスなどに入れ、豆まきが始まるまで神棚に供えておきます。2. 鬼は夜にやってくるので、日が暮れてから家族全員集まりましょう。3. 年男か一家の主人が「鬼は外、福は内」と掛け声を上げながら豆をまきます。玄関や窓を開けて外に向かって「鬼は外」、鬼が戻ってこないようにすぐに戸や窓を閉め、室内に向かって「福は内」と豆をまきながら家中を巡ります。よろしければ参考にしてみてください。
SyuRoの角缶に思い出の品や小物だけではなく、海苔や豆など乾物入れとしてお使いいただくのはいかがでしょうか。角缶ssは、小ぶりなサイズが可愛らしく年に一度の豆まきのマスの代わりとして活躍しそうです。若松ショールームには、ブリキの丸缶ssと、角缶は全サイズ展示しています。ご来店の際にぜひご覧くださいませ。
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参考資料
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/21/1.html