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【すき焼き】

「日本で食べるべき料理ベスト〇〇」という外国語サイトを見ると、必ずと言っていいほどランクインしているのが「すき焼き」です。海外でも広く放送されている日本のアニメなどで、家族で一つの鍋を囲み、すき焼きを食べているシーンをご覧になったことがある方も多いかもしれません。すき焼きはお祝い事や、特別な出来事があったときに少し良いお肉を買ってきて、家族で鍋を囲んで食べるという少し贅沢で特別に感じるごちそうです。これからの寒い季節は特に温かいすき焼きがおいしいので、改めて日本のすき焼きについて書いてみたいと思います。

日本ですき焼きが食べられるようになったのは幕末になってからです。それまで日本では仏教の影響から一般的に肉を食べることは長い間禁止されていました。1859年に横浜港が開港されて以降、外国人居留地に暮らす外国人たちから肉食文化が伝わることになります。1867年には江戸で牛肉とねぎなどを平鍋で煮ながら食べる「牛鍋屋」が開店、明治時代に入ると、明治天皇により肉食が解禁されたことにより、庶民にまで広く普及していきます。すき焼きという名前は、もともと関西地方で使われていたものでした。魚を使った「魚すき」「沖すき」という料理が関西では古くから食べられており、明治時代に入ると、関西でも牛肉を使ったすき焼きが登場。関東大震災後に関西風のすき焼きが料理名と共に関東にも伝わり、割り下で肉や野菜を煮込む関東風すき焼きが食べられるようになりました。

すき焼きの老舗や有名店は日本各地に存在しますが、一人でも気軽にすき焼きを食べたいという方には牛丼チェーン店や弁当屋がおすすめです。冬季限定で牛すき鍋などのメニューも登場します。お店の味ももちろんおいしいのですが、すき焼きは意外と簡単にご自宅でも作ることのできる料理です。基本的な材料は、牛肉、ねぎ、白菜、しいたけ、春菊、焼き豆腐、白滝などですが、肉は鶏肉や豚肉に、野菜もお好みのものを加えてアレンジすることもできます。調味料は、だし汁、醤油、砂糖、みりんなどを使いますが、「すき焼きのタレ」という簡単に味付けのできる便利な商品もありますので、ぜひスーパーなどで探してみてください。

木屋のすき焼き鍋は熱を蓄えるため食材を入れても温度が下がりにくく、鍋の温度を一定に保つので食材を継ぎ足しながら焼いて煮るすき焼きにぴったりです。これから年末年始にかけて増える、ご家族やご友人が集まる場面でもきっと大活躍してくれます。作り方から、味付けまで知れば知るほど奥深いすき焼きの世界。お店で、ご自宅で、この冬はすき焼きを食べて、身も心も温まりましょう。

木屋 すき焼き鍋
https://www.shokunin.com/jp/kiya/sukiyaki.html
辻和金網 湯豆腐杓子
https://www.shokunin.com/jp/tsujiwa/yudofu.html
セラミック・ジャパン 白黒ボウル
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/shirokuro.html
白木屋漆器店 手塩皿
https://www.shokunin.com/jp/shirokiya/teshio.html

参考資料
https://www.imahan.com/archives/3823
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%81%8D%E7%84%BC%E3%81%8D
https://recipe.yamasa.com/blog/1810_sukiyaki_7
https://www.meijimura.com/meiji-note/post/meiji-western-meal/