【雪やこんこ】
「雪やこんこ 霰やこんこ」という、きっと誰もが一度は口ずさんだことがあるであろう童謡「雪」の一節。雪の降る日には、この一節がふと頭に浮かび、そして食べたくなるおやつがあります。それは北海道を代表する製菓メーカーである六花亭の「雪やこんこ」です。
雪やこんこは、ブラックココアビスケットでホワイトチョコクリームをサンドした四角形のお菓子です。冬の夜空に舞い降る雪をモチーフにしており、ビスケットに開けられた小さな穴から白いチョコクリームが顔をのぞかせています。甘さ控えめのビスケットとほんのりオレンジ風味のチョコクリームの組み合わせは、コーヒーにも甘いラテにもよく合います。
そして食べておいしいのはもちろんのこと、魅力的なパッケージも、おやつやお土産の楽しみの一つですよね。六花亭の包装紙といえば、坂本直行さんによって描かれた花柄のものがイメージされますが、雪やこんこのパッケージを手がけるのは、北海道岩内町出身の貼り絵画家である藤倉英幸さんです。藤倉さんの作品は、道内各地の四季折々の風景をテーマとし、手でちぎった色画用紙の縁に彩色を施し、それを重ねて貼っていくという手法で描かれているそうです。1992年からは、JR北海道の車内誌「The JR Hokkaido」の表紙絵も担当されています。私は藤倉さんが描く北海道の風景がとても好きで、おやつタイムに藤倉さんの作品に触れられるというのも個人的に嬉しいポイントです。最近個包装のパッケージが新しくなったばかりで、新しいデザインもまたすてきです。
さて、雪が降ると食べたくなるとご紹介した雪やこんこではありますが、雪降る冬に限らず一年中販売されており、ハロウィーンやバレンタインの時期には、ビスケットの穴がパンプキンやハートの形になった限定バージョンが販売されたりもします。また、六花亭直営店舗のイートイン限定で販売されている「雪こんチーズ」もおすすめです。雪こんチーズは、雪やこんこのココアビスケットで濃厚なベイクドチーズケーキをサンドしたスイーツで、賞味期限はたったの2時間といわれています。堺町通り沿いにある六花亭小樽運河店でも販売されていますので、雪景色を眺めながら味わってみてはいかがでしょうか?そして小樽散策の際には、ぜひ当店ショールームへもお立ち寄りくださいませ。店内暖かくしてお待ちしております。
大寺幸八郎商店 かなまり 中
https://www.shokunin.com/jp/otera/kanamari.html
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
参考資料
https://www.rokkatei-eshop.com/store/ProductDetail.aspx?pcd=10888
https://domingo.ne.jp/article/18057