【不思議なスポーラ】
スポーラと名付けられたガラスの器。写真に写りきらないこの器の不思議な魅力を、どのようにお伝えしたらよいでしょう。大きさはあるのに重力を感じさせず、シンプルで静かなたたずまいなのに思わず振り返って何度も見てしまう、そんな存在感があります。
この器の生みの親は、菅原工芸硝子という老舗ガラスメーカー。千葉県は九十九里に工房を構え、1932年の創業以来、一貫して手作業でガラス製品を作り続けています。Sghr スガハラの器はどれも遊び心にあふれていて美しく、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれるのですが、一番の魅力は、なんといっても使用したときの驚きにあるのではないかと思います。
たとえば雲 ビアグラス。雲の形がなんともかわいらしいグラスですが、これを手に取られたお客さまに「ビールを注いだところ」の写真をお見せすると、わぁっと歓声が上がります。ビールの泡がもこもこと湧き上がり、あぁ、それで雲の形だったんだ!と思わず笑顔に。手作りのため、ガラスを通してテーブルに映る光の模様が一つ一つ全く異なるのもすてきなところです。
スポーラもまた手仕事で、型を使わず、フリーハンドで仕上げられています。ふわりと丸く空気をはらんだガラスの底を優しく凹ませた形は、職人さんのダイナミックな動きの一瞬を閉じ込めたよう。新しさを感じさせるデザインですが、実は30年以上前から国内外のシェフたちに愛されているロングセラーです。ゆるやかにカーブするくぼみにごちそうを盛り付ければ、まるでお料理が宙に浮かんでいるかのような驚きが。接地面と器の表面との間に空間があるので、そこにグリーンやお花を挿し入れてサラダやフルーツを華やかに演出したり、お水を張ってフローティングキャンドルを浮かべてもすてきです。また、上下をひっくり返せば安定感のあるフラワーベースとしてお使いいただくことも。ガクの下で短く切ったお花を浮かべたりしてもかわいいですね。
軽やかな遊び心で想像力をくすぐり、楽しい驚きを与えてくれるSghr スガハラの器たち。これからのシーズンのパーティーやおもてなしにもぴったりです。ぜひすてきな使い方を見つけてみてください。
Sghr スガハラ スポーラ
https://www.shokunin.com/jp/sugahara/spola.html
Sghr スガハラ 雲 ビアグラス
https://www.shokunin.com/jp/sugahara/kumo.html
Sghr スガハラ デュオ オールド
https://www.shokunin.com/jp/sugahara/duo.html