【ブルボン】
そのパッケージを見れば、慣れ親しんだ安心感や親しみが湧き、一口食べれば子どものころに味わったのと変わらないおいしさにホッとするブルボンのお菓子。ご自宅に常備されていたり、スーパーでいつも購入されるという方も多いのではないかと思います。
ブルボンといえば、その豊富なラインナップとお手頃な価格が人気の秘密。「ルマンド」「アルフォート」「エリーゼ」などの甘いお菓子と、「チーズおかき」のような米菓まで、どれも時代を超えて愛され続けています。最近では、日本の繊細な味覚を表現したお菓子として、海外の方からの評価も高いそうです。おいしさと価格の抜群のバランスの良さ、日常的に購入しやすい価格帯でありながら、味や食感などが非常に洗練されているのが人気の理由でしょう。
なかでもブルボンを代表する菓子の一つである「ルマンド」は、1974年の発売。創業50周年を記念した超大型商品としてリリースされました。贈答用の高級クッキーを量産化することで、最高月商は20億円となる大ヒット商品となり、今もなお私たちの心を捕まえて離さないお菓子となっています。
ブルボンの歴史は、新潟県柏崎市内の老舗和菓子店「最上屋」から発祥した「北日本製菓」として幕を開けました。関東大震災の影響から地方への菓子供給が止まってしまった窮状に、創業者である吉田吉造が「地方にも菓子の量産工場を」と決意、当時の金額で10万円を資本金とし、1924年(大正13年)に事業を興してビスケットの製造を開始したのが始まりです。昭和40年代には、「レーズンサンド」のヒットにより、「パルミ」という当時のブランド名が全国的に知られるようになりましたが、その後ブランドを「ブルボン」に改め、1989年(平成元年)より現社名として使用されています。
我が家ではコーヒーの時間になると一緒に食べることが多いです。ブルボンの本社がある新潟県は日本有数の米どころ。米を刈り取ったあとの藁で作られるわらむのわらかごに入れて、テーブルにさりげなく置いてみてはいかがでしょうか?
わらむ わらかご 小
https://www.shokunin.com/jp/waramu/warakago.html
参考資料
https://www.bourbon.co.jp/company/about/enkaku.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%B3