【能作の竹型酒器セット】
一年もあともう少しとなりました。冬はクリスマスや年末年始と、人が集まるお祝いの席も増える季節です。お寿司などの和食が並ぶテーブルには、日本酒が並べられることもあるでしょう。大きな一升瓶や気軽に楽しめる小さいサイズのボトルをそのまま置いていても良いのですが、おいしく飲める温度に冷やして準備した日本酒を、片口やちろりといった容器に小分けにしてから注ぐと、そのおいしさはもちろん、見た目にもいっそう和の雰囲気を味わうことができます。
さらにそういったお祝いの席にふさわしいのは、縁起の良いモチーフをデザインしたもの。能作の竹型酒器セットは、竹を象った日本酒のための酒器セットです。竹は強風の中でも曲がらずに真っ直ぐ伸び、いつも青々としていることから、「生命力」や「成長」のシンボルとされています。
そもそもなぜ竹は、日本で縁起物となったのでしょうか?それは、宋時代の中国で始まった、「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」という文人画の画題の一つにそのルーツがあります。歳寒とは寒い冬のこと。水墨画の主題として、「三友」である「松」「竹」「梅」が描かれました。松と竹は寒中にも色褪せることなく、梅は寒中に花開くことから、「清廉潔白・節操」という、文人の理想を表現していました。このテーマは日本には平安時代に伝わり、江戸時代に民間でも流行しました。歳寒三友は、日本では時代が変わるにつれて「松竹梅」と呼ばれる縁起物に変化し、なかでも竹は現在も五穀豊穣を願うお正月の縁起物である門松として飾られています。
能作の竹型酒器セットは、錫の素材にこだわり、富山県高岡市の仕上げ職人、水牧憲治氏による槌目仕上げが施されています。一点一点手作業により、金槌で槌目が付けられるため、唯一無二の美しい光の反射をお楽しみいただけます。日本酒を本当においしく味わえる酒器セットは、パーティーを華やかに美しく彩ってくれるでしょう。縁起の良い竹の酒器セットで、親しい人と日本酒を酌み交わしてみてはいかがでしょうか?
能作 竹型酒器セット
https://www.shokunin.com/jp/nousaku/shuki.html
参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B3%E5%AF%92%E4%B8%89%E5%8F%8B
https://www.woody-ashida.com/pine-bamboo-plum/