

【赤玉はよい玉子?】
玉子は、タンパク質、カルシウムなどのミネラル、ビタミン類がバランスよく含まれていて、栄養価の高い食品です。火の通りが早いことや調理の応用が利く、保存性が高い、価格が安定しているといった点でも優れていて、日々のおかずに取り入れやすい食材のひとつです。日本の市場には赤玉と白玉が並びますが、私はこれまで赤玉に栄養がたくさん含まれるという話を信じて、より多くの栄養を摂ることができるなら、と赤玉を選び続けてまいりました。が、どうやらそれは間違いだったようです!とっくにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、“赤い玉子のほうがよい玉子”という噂は事実ではありませんでした。
赤玉と白玉。両者は見た目の違いだけで、味や栄養素はどちらも同じだそうです。では色の違いはなぜでしょう?おもな理由としてまず、ニワトリの種類が異なるから。大きく分けると、全身白い羽で覆われているニワトリは白玉を、茶色い羽で覆われているニワトリは赤玉を産むのが一般的で、茶色い羽のニワトリが持つプロトポルフィリンという色素によって赤っぽい玉子になるそうです。次に生活環境が異なるから。明るい場所に滞在する時間が長い場合に白っぽい玉子、反対に暗い場所が長いと赤っぽい玉子を産みやすくなります。それぞれの環境で玉子が目立ちにくくなり、外敵から守るために変えているのですね。最後は年齢の違い。赤い玉子を産むニワトリの場合、年齢を重ねるほど薄い色の玉子を産むそうです。
このように違いは見た目だけということは分かりましたが、値段は異なります。白玉よりも赤玉が高いことが多いですね。なぜ値段には違いがあるのか。それは、単に赤い玉子を産むニワトリのほうが白い玉子を産むニワトリよりも体が大きくエサ代がかかる、ことがおもな理由なんだそうです。これを知ると大変分かりやすい価格差ですが、先述のとおり思い込みがありましたので目から鱗の事実でした。“値段が高い=よい玉子”と考えてしまうことで、赤玉のほうが栄養がある、にまで変換してしまっていたようです。
わざわざエサ代が多くかかるニワトリを飼育されている訳も気になります。同じ栄養素であれば白いニワトリのほうがエサ代はかからず、高値で売る必要もなくなるのではと考えますが、エサ代を高くしてでも赤い玉子を高値で販売したほうが利益が出やすくなるのだそうです。それは“赤い玉子のほうがよい”という世間のイメージから、実際に売れやすいのだとか。生産者としてリターンを期待できるほうを選択することは当然でもありますので、消費者側は考えて行動していくことが必要なのだ、と改めて考えさせられた日常のひとコマでした。
我が家では、ゆで玉子もよく作ります。アツアツのゆで玉子を水にとりたいとき、作業台に出ていたトングを咄嗟に使いましたら、玉子にフィットしてとてもいい塩梅でした。ちょっとした作業に出番の多い、おてがる薬味トング150です。ただ今銀座ショールームではconteのトングをオールスター取り揃え、ご覧いただくことができます。ぜひお手にとって、マイサイズを見つけてくださいませ。
conte おてがるトング
https://www.shokunin.com/jp/conte/tongs.html
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
参考資料
https://weathernews.jp/s/topics/202104/220255/
https://www.kurashiru.com/articles/a18a5f36-7280-469b-83bd-db7c07e50d3a
https://www.3030.co.jp/trivia/no39/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%95%E3%82%8C,%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%A1%E3%82%89%E3%82%82%E5%90%8C%E3%81%98%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82