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【私のヘアケア】

年齢とともに変化を感じる髪の毛。カラーやパーマを繰り返してきたことも影響しますが、抜け毛が増えたかも、白髪が目立ってきたかも、など分かりやすいものから、髪がふわふわと浮く、うねるなども髪の老化のサインなのだそうです。子供のころは手をかけずとも頭のてっぺんあたりをくるりと囲むような輝きがありましたが、それはキューティクルが整っている証。変化してきた髪のお手入れについて、最近取り入れている「ちょっといいかも」を共有させていただきます。

まず、髪を洗う前。乾いた状態でしっかりとブラッシングします。右から左、後ろから前へと、髪を整えるときにはブラシを通さない方向へ大胆に髪をときます。分け目を無視してブラッシングすることで、頭皮や髪の汚れをしっかり浮かし、洗髪時の絡まりや摩擦を防ぐのにも役立ちます。しっかりブラッシングして、十分に予洗いすれば、シャンプーの泡立ちも抜群です。

洗ったあとの濡れた髪は、キューティクルが剥がれやすいため、ゴシゴシ拭くのは厳禁です。タオルではトントンと水分を吸い取る程度にし、そのあとにてぬぐい登場。根本に水分が溜まりやすいので、頭皮をマッサージするようにてぬぐいを当て、地肌や髪と髪の間に風を通します。頭に巻いておくと余分な水分を吸い取るのがとても早く、ドライヤー時間の短縮につながります。

乾かし始めるタイミングは、地肌と毛先がまだしっとり濡れている状態から。ドライヤーは常に頭の上に持ち、横も後ろも根本をほぐすように風を上から当てます。根本が乾いてきたら、髪の表面から手櫛をかけるように軽めの力で引っ張りながら、中間から毛先までも乾かします。風を髪の毛と平行になるように上から当てることで、髪の毛のキューティクルが整います。キューティクルが整うと、手櫛だけでも髪のまとまりが良くなります。最後の仕上げは、もう一度ブラッシング。根本を刺激しながらざっくりととかして、毛流れを決めたら、表面、髪を1束持ち上げるようにして内側、表面の順番で丁寧にブラッシングすると、ツヤが出てきます。

この毎日のヘアケアで大活躍中なのが、岡井麻布商店の古代麻てぬぐいと、かなや刷子のヘアブラシです。古代麻てぬぐいは、リネン素材で速乾性に優れています。ハリがあるため、ぎゅっと結ばなくても頭に巻きつけられ、それでいて軽くて蒸れないので、お風呂上がりにとても快適です。どんどん水分を吸って蒸発させるため、髪をゴシゴシと拭く必要がなく、キューティクルを傷つけません。

かなや刷子のヘアブラシは、猪毛と豚毛の混合毛です。毛の密度が高く頭皮に面で当たり、かつ丁度良い硬さと不揃いの毛先によって適度な刺激で頭皮マッサージになり、とても気持ちいいです。天然毛には適度な油分があるため、とかせばとかすほど、髪がしっとりなめらかにまとまり、ツヤが出ます。

これまでのブラシでは感じたことのない、柔らかくて程よい刺激と、なめらかな指通り、ツヤ感は、天然毛のブラシを使って初めて知りました。これからの季節、キューティクルを剥がす原因ともなる静電気が起きにくくなるのも嬉しい点です。年齢とともに変化する髪の毛事情ですが、頭のてっぺんあたりをくるりと囲む輝きが、戻ってきているような気がします。

かなや刷子 ヘアブラシ(※まもなく値上がりいたしますので、ぜひお早めにご検討くださいませ)
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岡井麻布商店 古代麻てぬぐい
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