【銀座散歩のひと休みに】
東京は銀座・有楽町周辺はにぎやかな街ですが、隣接する丸の内まで少し足を伸ばすとビジネス街へと一変します。有楽町駅からも程近い丸の内3丁目の歴史ある建物、新東京ビルヂングには、優しく落ち着いて過ごすことのできるカフェがあります。
パパスカフェ丸の内。「パパス」とは1986年に誕生したメンズDCブランドです。大人の皆さまには有名ですね。DCブランドとは、1970~80年代に国内で社会的なブームとなった、日本アパレルメーカーによる個性やキャラクター性を全面に打ち出した高級ファッションブランドの総称、Designer's & Character'sの略称です。
80年代後半といえば、今でいうバブル絶頂期になりますが、そんな時代にパパスは「ふつう」をテーマに大人のためのベーシックで上質なカジュアル服を提案しました。ブランド名にはパパス=お父さんたち、ともう一つ、アメリカのノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイのあだ名が、「パパ・ヘミングウェイ」だったことも秘められているとのこと。ヘミングウェイは作家であると同時に、そのアグレッシブかつ洗練されたライフスタイルで、戦後を生きる世界中の男たちの憧れを一身に集めた存在でした。そんなパパスの1号店は、今はなき同潤会青山アパート。1991年にはデザイナーズカフェの先駆けとして広尾に、そして2003年に作られたこちらの丸の内店は、カフェを併設したパパスの世界観を最も反映した空間だそうです。
お店は趣のあるアパレルスペースを抜け、奥にある石段を上がった先がカフェスペースです。この記事にあたり上記のストーリーを知ることとなりましたが、この居心地の良さはそういうことだったのか、とお店のコンセプトを知らずとも体感していたこの雰囲気に大きく納得いたしました。パパスカフェ丸の内は、当社銀座ショールームから有楽町駅を挟んだ先に位置します。銀座散歩のひと休みに、ほっとひと息つけるお店をお探しの際は足を延ばされてみてはいかがでしょうか?そして当店銀座ショールームでは、数多くお取り扱いのある中から商品を厳選して展示し、皆さまのお立ち寄りをお待ちしております。
パパスカフェ
https://www.marunouchi.com/tenants/10003/
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
参考資料
https://www.marunouchi.com/tenants/10003/
https://www.readytofashion.jp/mag/column/fashion-dictionary-dc-brand/
https://papas.jpn.com/ja/papas-nonnon/vol-1
https://www.mononcle.jp/column/moderonogy-of-style/5761/