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【楽器のための指先】

ピアノやギターなどを演奏する人にとって「爪の長さを整えること」は、美しい音色のためにはもちろん、正しいフォームで演奏するために、とても大切なことではないでしょうか。爪が長すぎると、たとえばピアノだと鍵盤の間に爪を挟んでしまったり、弦楽器の場合は弦をうまく押さえられなかったり、無意識に爪をかばってフォームが変わってしまったりと、長すぎる爪が演奏のコンディションに及ぼす影響は少なくありません。

一般的に、ピアノを弾く際には、手のひら側から指を見て、爪が見えない長さが良いとされています。手の爪は10日で1mm程度伸びるそうですので、週に一度は爪を切り、3~4日に1回は爪やすりをかけて調整すると、自分にとって理想的な爪の長さを保ちやすくなります。また、定期的に爪やすりをかけることで爪切りも楽になり、爪にかかる負担も減らすことができます。

ちなみに爪を切るタイミングは、お風呂上りや水仕事のあとなど、爪が水を含んで膨張している状態を避けるのが良いそう。水分を含んだ爪は膨張し柔らかくなるので切りやすいと思ってしまいがちですが、時間が経つと元のサイズに戻るため、切りすぎから深爪の原因になりやすいとされています。なぜかいつも深爪になってしまうという方は、爪を切るタイミングを見直してみるのも良いかもしれません。

私は普段から「爪切り」と「爪やすり」を使って手の爪の手入れをしています。一つは木屋の爪切り小。小回りが利き、手早く爪の長さを整えるのに重宝しています。もう一つは、ワタオカの爪やすり。こちらは爪を切ったあとのやすりがけと、爪が伸びてきたときに、伸びてきた部分を削って整えるのに使用しています。自分好みのカーブを簡単に作れるのはもちろん、仕上がりがとても滑らかでひっかかりもありません。

その2つをSIWAのコインケースに入れれば、バッグに入れてどこへでも持っていくことができます。コインケースには仕切りがあるので、中でカチャカチャとぶつかりません。出先やレッスンの前に急に爪の長さが気になり、仕方なくコンビニで爪切りを購入...を未然に防いでくれるのでおすすめです。良い音作りのために、ちょっと丁寧な爪のお手入れを習慣化してみるのはいかがでしょうか?

木屋 爪切り
https://www.shokunin.com/jp/kiya/tsume.html
ワタオカ 爪やすり
https://www.shokunin.com/jp/wataoka/tsume.html
SIWA | 紙和 コインケース
https://www.shokunin.com/jp/siwa/saifu.html

参考資料
https://www.asahi.com/edua/article/14786619?p=2