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【夏の夕焼け 遠見ヶ鼻】

晴天の日、若松ショールームから見える昼間の空は夏らしく真っ青で、赤い若戸大橋とのコントラストがとても美しく、多くのお客様にこの景色をご覧いただきたいと窓から外を眺めながらお待ちしています。8月中旬、北九州市若松区の日没は19時ごろ。18時にショールームを閉め、西の方角に向かう帰り道、ゆっくりと空がオレンジ色に変化していく様子を見られる日があります。どの季節も夕焼け空には心を奪われますが、夏の夕焼けは特に濃いオレンジ色や赤色をしている日もあり、ドラマティックに見えるような気がします。

夏と冬の夕焼けの色が違って見えるのは、空気中に含まれる水蒸気の量が関係しているそうです。夏は湿度もあり空気中の水蒸気が多く、太陽からの波長が短い光は散乱して見えなくなります。波長の長い「赤色光」は散乱されず目に届きやすくなるため、夏の夕焼けは赤色が強まって見えます。秋から冬にかけては、水蒸気が少なくなり、空気中の塵なども舞いにくく光の届き方が変わるため黄金色の空になります。

北九州市若松区には「岩屋・遠見ヶ鼻」という夕日のきれいな場所があります。ショールームがある若松南海岸とは真反対の若松北海岸で、響灘に突き出た岬です。若松北海岸は、芦屋層群と呼ばれる、約2500~3200万年前の地層や貝類の化石などが露出し、長年の浸食で芸術的な模様となった岩肌が見られます。日本列島が大陸から分裂して火山の連なった島々となる過程を示す地層として重要な意義があり、保存状態が良好で希少性・学術価値ともに高いとされ、平成24年に福岡県指定史跡及び天然記念物に指定されました。

うだるような暑さで、昼間は体力を奪われてしまう日々ですが、ほんの少し気温が落ち着く日暮れ前、オレンジや赤に染まる夕焼け空が見られると、明日への活力になるようで、夏の魅力的な景色だと感じます。

若松ショールームから若松北海岸、遠見ヶ鼻へは約15km。緑のトンネルを抜けた先に広がる岩場と白い「妙見埼灯台」、空と海は、市内でも景勝地の一つとして知られています。ショールームへお越しの際には、足を運んでみてはいかがでしょうか。

若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html

参考資料
https://weathernews.jp/s/topics/202212/050215/#google_vignette
https://www.fukuoka-bunkazai.jp/frmDetail.aspx?db=4&id=56
https://wakamatsu-info.com/spot/photo/iwaya-tomigahana.html
https://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/epacs/museum/4a01.htm