【海と山の祝日】
「豊かな森は豊かな海を育てる」と昔から伝えられてきました。森林と海は間接的につながり、森林から始まって海へと広がる壮大な食物連鎖の世界があります。豊かな土壌が生んだ栄養素が河川を通じて海に流れ、海の中の生き物の糧となり、海洋生態系の豊かさや漁業資源の形成につながっていきます。
漁業に携わる人々は、昔から海の近くに広がる森林を豊かに保ち続けることが魚を集め、大漁につながることを知っていました。そのために、昔から海の近くの森の保全に取り組んできた歴史があります。森に神社を建てることでその存在自体を畏敬し、立ち入りや伐採の制限をかけ、同時に「魚つき保安林」として森林と漁業資源を守ってきました。
今年の7月15日の月曜日は「海の日」。1996年から施行された、7月の第3月曜日は国民の祝日です。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う日です。海の日のそもそもの由来は、1867年7月20日に明治天皇が「明治丸」という汽船で、東北から横浜まで無事に帰港されたことから来ています。これにより船の安全性が証明されたとして、7月20日が「海の記念日」に制定され、「海の日」として祝日となりました。2000年には国民の祝日を一部月曜日に移して3連休にする「ハッピーマンデー制度」が作られ、海の日は2003年よりこの制度によって7月の第3月曜日になったそうです。
8月の祝日には、11日の「山の日」があります。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。TOUCH CLASSICのグラスは、城の山の稜線と波打つ海をイメージし、グラデーションにした玉虫塗で彩られたものです。夏は海と山に、肌で感じ楽しめる季節、海と山の恩恵に感謝し生態系や環境との関係を考えるのも良いのではないでしょうか?
TOUCH CLASSIC オールドグラス
https://www.shokunin.com/jp/touchclassic/glass.html
参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/海の日
https://ja.wikipedia.org/wiki/山の日
https://ja.wikipedia.org/wiki/魚つき林