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【人生初の海外渡航】

皆様はこれまで海外に行かれたことはありますでしょうか?昨今は円安のため海外渡航が厳しいご時世ではある一方、インバウンド需要は旺盛で、銀座ショールームにも多くの外国人観光客がお見えになられます。実際に訪日外国人数は、2024年4月で3,042,900人(前年同月比で56.1%増)を記録したそうです。

私が初めて海外渡航を経験したのは2012年夏、インドネシアで活動する国際ボランティア団体のプログラムに参加したのがきっかけでした。関西国際空港からインドネシアの古都・ジョグジャカルタへの直通便に搭乗しました。現地の空港に着陸して機外に出ると、東南アジア特有の湿った生暖かさや、成果物・香辛料の香りがさまざま入り混じった空気を肌身に感じたことが、今でも鮮明な記憶として残っています。

国際ボランティアは、ジョグジャカルタの都心部から小一時間ばかり離れた、グオサリ村カラキジョ地区という農村部の小学校を活動拠点としており、防災活動と文化振興が主な活動内容でした。防災活動では、地震発生時の避難経路や避難場所を探索するフィールドワークや、収集した情報を地図上で可視化したハザードマップの作成などを、小学校の先生や村人たちと共に実施。文化振興では、地元の子どもたちを中心に日本のお遊戯やお絵描きをレクチャーしたあと、みんなで交流する体験型イベントを開催。普段は接することがない異文化圏の人々との交流に、子どもたちはとても楽しんでくれました。

国際ボランティア活動後は、現地の観光スポットやグルメを巡りました。また、ジョグジャカルタにはさまざまな歴史遺産があり、仏教とイスラームの文化が混在したボロブドゥール寺院や、インドネシア最大のヒンドゥー教寺院であるプランバナン寺院などを訪れました。

インドネシアの定番料理であるナシゴレンは、インドネシア発祥の米料理であり、チャーハンとよく似た料理です(「ナシ」はご飯、「ゴレン」は「炒める、揚げる」という意味)。ジャスミンライスと具材を炒め、インドネシアの辛味調味料であるサンバルなどでピリ辛に味付けし、半熟の目玉焼きをトッピングするのが一般的です。また、大豆を発酵させてバナナリーフで包んだテンペというインドネシアの家庭料理があります。味は納豆とよく似てますが、臭気はほとんどなく、しっかりとした食べ応えが特徴です。テンペの調理方法は多様ですが、私は油で揚げたテンペにすっかりハマり、帰国までほぼ毎日食べていました。

インドネシア料理は、日本でも提供しているお店があります。東京の中目黒にあるインドネシア料理店「チャベ」ではテンペが提供されており、現地さながらの味を堪能できますので、機会がございましたらぜひ皆様もご賞味ください。

チャべ 目黒店
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13027513/dtlmenu/photo/
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料
https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9A