




【窓から見える豪華客船】
ここ小樽ショールームの窓からは、小樽運河や運河沿いの倉庫群、その間からは海を臨むことができます。勤務の合間に外を眺めることがしばしばあるのですが、ある日いつもと違った光景が目に入ってきました。あれ、急に新しいビルが建っている、と思いきや、大型のクルーズ船でした。え、船?と思うほどの大きさで、手前にある建物と同じくらいの大きさで並んでいるので遠近感がおかしくなるほど。その時に見えたクルーズ船は「ダイヤモンド・プリンセス号」で、調べてみると今年の春から小樽ショールームに近い小樽港第3号ふ頭に着岸できるようになったようです。今までは、6万トン以上の大型客船はここから2キロ以上東にある勝納(かつない)ふ頭に着岸していたのですが、近年進められてきた第3号ふ頭の再開発事業によって、14万トン級の大型客船が着岸できるようになりました。
小樽港第3号埠頭は、JR小樽駅の駅前通りを真っすぐに海へ向かって進み、観光名所である小樽運河を渡った場所に位置していて、小樽市民にとってもなじみ深い「おたる潮まつり」のメイン会場として利用されたり、さまざまなイベントが開催されたりと、市民にも観光客にも利便性が高い場所と言えます。この地域は、平成26年に策定された「第3号ふ頭及び周辺再開発計画」に基づき段階的に整備が進められており、市民にとっての憩いの場になることや、観光で訪れる人々にとって便利で楽しめる場所になることを目指しています。現在は、2023年春から利用が始まっている旅客船ターミナルと大型客船が着岸できる岸壁の工事が完了していて、大型バスの駐車場も整備されているため、国内外のクルーズ船利用者がすぐに小樽観光に向かうことができるようになりました。
今後もふ頭基部に公園や商業施設、観光船のターミナルなどが整備される予定で、小樽市近郊に住む人たちや、小樽を観光で訪れる人たちがより活発に行き交う地域になりそうです。今後も国内外から大型客船が第3号ふ頭に寄港予定ですので、迫力ある大きな船を見に小樽にいらしてみてはいかがでしょうか?それにしても、こんな大きな船で船旅をするなんて羨ましい限りです。いつかは乗ってみたいと思いを馳せながら窓から船を眺めています。
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
参考資料
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2022081000012/
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020112000642/