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【彫刻家・安藤榮作さんの個展「宇宙の果実たち」へ】

先日、彫刻家・安藤榮作さんの個展「宇宙の果実たち」を観に、近鉄奈良駅から徒歩10分のギャラリー勇斎に行ってきました。一歩足を踏み入れると、まるで太古の昔からそこにあったかのような気配の荒削りな彫刻たちが床にゴロゴロ。一気に世界観へと引き込まれます。

作品を傷つけないように息を潜めてそろりそろり動いていると、「触っていただいて構いません。手で鑿(のみ)の跡を感じてみてください」と、オーナーさんが声をかけてくださいました。作品に対する絶対的な信頼と、作品の良さを五感で感じてほしいという強い思いを感じ、私も勇気を出してそっと触れてみました。

以前、安藤さんの作品を拝見したときには、荒々しい鑿の跡にヒリヒリするような痛みを感じてしまい、まっすぐ作品の前に立つことができなかったのですが、手で触れてみると、意外にもスベスベしていたり、やわらかさを感じたり。木の香りにふわりと包まれてホッとするような、なんだか生まれる前に知っていた人と出会ったようなあたたかさがありました。

作品に直接触れさせていただけるなど、滅多にないことですが、そのことで感じる世界が大きく変わったことに驚きました。また、たとえ実際に触れてみることができなくとも、怖がらずに作品に今一歩、心を近づけてみようとし続けないと、目の前にあっても出合い損ねてしまうのだ…そんなことを感じました。人との関係も、きっと同じ。

この日、小さなギャラリーには展示を観に来る人が引きも切らず。私もずいぶん長居をさせていただきました。ふらりと出かけるたびに、こんな心震える出合いがあって、奈良通いがやめられずにいます。

ギャラリー勇斎
https://www.g-yusai.jp/
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/