





【ボンボン】
名古屋といえば、喫茶店。先日数年ぶりに名古屋を訪れた際に、ここは外せないと思っていた老舗洋菓子・純喫茶「ボンボン」へ行ってきました。
ボンボンは、1949年(昭和24年)創業の愛知県名古屋市東区にある喫茶店。洋菓子店を併設していて、入り口が2つあります。鮮やかな少し緑がかったブルーに、赤と白で“CAKE BONBON”とナイスなフォントで書かれた看板は、一度見たら忘れられません。辺りが暗くなり始めてから行ったため、看板の文字がそれぞれ赤と水色に光り、一際存在感を放っていました。中に入ると、内観はかっこいい外観とは少しギャップがあり、あたたかな光の照明に大きな窓とステンドグラス、小学校の教室を思い出すような木の床に、真っ赤なソファの4人掛けが22で、なんと合計88席あります。ちなみに33台の広い駐車場があり、純喫茶も洋菓子店も営業時間は朝の8時から夜の21時。店内の雰囲気だけでなく、そのいつでも誰でも迎え入れてくれるような包容力にも安心感を覚えます。
メニューを見ると、マス目のようにずらりと並んだケーキの写真に目を奪われました。洋菓子店が隣にあるため、流石の品揃え。開店当時から「いいものをお値打ちで」の思いで、素材にこだわったケーキを提供されています。しかも、そのどれもが良心的なお値段で、つい2個も3個も頼みたくなってしまうのです。迷った末に、ブレンドコーヒー、ミックスサンド、ボンボン生ロール、モンブランを注文。きちんと気持ち良く切られたサンドイッチや程よい甘さのケーキに笑顔になるとともに、ちょこんとかわいらしいカップに入ったブレンドコーヒーが見た目も苦味もしっかり濃く、ケーキとの相性が抜群でした。居心地が良く、ブレンドコーヒーをもう一杯ずつ注文し、予定していたより長居してしまいました。
歩いてすぐのところには、現存するコメダ珈琲店で最も古い店舗である「コメダ珈琲店 高岳店」もあります。前を通りましたが、我々が知っているコメダ珈琲と同じとは思えないほど渋く、積み重ねられてきた歴史を感じる店構えでした。名古屋で喫茶店巡り、まだまだ行きたいお店は尽きませんが、今後の人生の楽しみに取っておこうと思います。
ボンボン
https://cake-bonbon.com/