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【謝甜記】

1951年創業の中国粥専門店、「謝甜記(しゃてんき)」。横浜中華街での朝は、やはりおいしいお粥で始めたくなってしまいます。

謝甜記は中華街大通りにあり、赤い壁とサンタクロースの看板が目印。現在は3代目が伝統の味を守っています。人気店のため列ができており、少し待って中に入りメニューを見ると、貝柱粥や豚肉粥などお粥だけでずらりと15種類。お粥のほかにも魅力的なメニューが並びます。

乾燥貝柱、牡蠣、まる鶏などを使い、じっくりとダシをとりながら約4時間かけて炊き上げられたお粥は、そのシンプルな見た目からは想像もつかないほどの味の奥深さ。寝ぼけた身体に、じんわりとさまざまな食材の旨味が染み込んでいきます。なんとなく頼んだ蒸し鶏も、ねぎだれがのり身がしっとりとしていて、驚きのおいしさでした。中国や香港、台湾などでの朝食に、お粥や豆乳の添え物としてよく食べられる「油条(ヤオチャッカイ)」と呼ばれる揚げパンも忘れずに注文。そのままで、またお粥に浸したりしながら食べ、お腹が満たされました。

謝甜記から歩いてすぐのところには、「謝甜記貮号店」があります。こちらも少し並びますが、本店より早い時間帯から開いていて、オープンキッチンで広々とした空間です。そして、貮号店のお店の前にもなぜかサンタクロースが。こちらで頼んだ梅味噌付き鶏の唐揚げは、カレー味の手羽先がチューリップ状にして揚げられており、自家製の梅肉ソースをつけて食べます。中国粥はもちろん、飲茶料理など、ご家族やお友達といろいろと頼んでシェアしながら食べるのも楽しそうです。謝甜記と謝甜記貮号店、横浜中華街で朝食に迷ったら、ぜひ一度訪れてみてください。

謝甜記
https://www.chinatown.or.jp/shop/%E8%AC%9D%E7%94%9C%E8%A8%98/
謝甜記貮号店
http://www.shatenki-nigouten.co.jp/