【ささやかな発想の転換】
先日、松屋の催事“銀座・手仕事直売所”に立ち寄りましたら、店頭をのぞけないほど集客のある一角を見かけました。天井から吊るされた店名を見上げると、「大久保ハウス木工舎」さんでした。そして我が家にもスタンバイしているしゃもじを思い出しました。
絶妙に削り整えられ木の温もりを感じる、どこか凛とした大久保ハウス木工舎のしゃもじ。しゃもじと命名されているので、役目はしゃもじと思い込んでおりましたが、キッチンツールは手なじみのよい小ぶりなサイズが好みの自分には、調理にもちょうどよい予感です。思い切って、調理用に転身させてみることに致しました。(大久保ハウスさんでは、ご飯をよそうしゃもじに油が含まれますと風味を損なうことから、用途別の使用を推奨されています)
キャベツのナムルを和えたり、レンコンのきんぴらを炒めたり、ピーマンと油揚げをオイスターソースで炒め和え…結果は大正解。ハレの日用にと迎えたしゃもじでしたが、日々の調理に勝手よく働いてくれ、スタメンとなりました!これから木のしゃもじが育っていくのを見るのも楽しみです。しゃもじに限らず台所にスタンバイする食器や道具たち、いつかのために大切にしまっておくよりも、これからは使いたい時にどんどん使って、まずは自分が楽しもう!と思わされた出来事でした。
当店では「栗の杓文字」のほかにも、いくつか取り扱いがございます。銀座ショールームにも展示がございますので、ぜひお手にとって木の感触をお試しになってください。
大久保ハウス木工舎 栗の杓文字
https://www.shokunin.com/jp/okubo/shamoji.html
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html