

【銀座へようこそ! ~松屋銀座のクリスマス×地域共創~】
いよいよ2023年も師走に入りました。街にはクリスマスディスプレイやイルミネーションがあふれ、景色もいっそう華やかに彩られる季節ですね。
そんなクリスマスムードが高まる松屋銀座のウィンドウに、青森県から“ねぶた”がやってきているのを見つけました。青森ねぶた祭は、仙台七夕まつり・秋田竿燈まつりと共に「東北三大祭り」として戦前から確立された、日本の歴史ある伝統行事の一つです。その始まりは、奈良時代に中国から伝わった「七夕」と、古来から津軽にあった精霊送りなどの行事が一体化したとされ、紙と竹、ローソクの普及に伴い灯籠となり、それが変化して人形や扇ねぶたになったと考えられているそうです。そして、農作業の眠気を払う「眠り流し」の儀式から発展した風物詩となり今に至るようです。
今回は、クリスマスにかけてのウィンドウディスプレイです。間近で見るねぶたは、骨組みに一枚一枚の紙を貼り合わせ、色付けして仕上げる職人さんの手仕事の伝わってくる、何とも味わい深いものでした。日本の伝統的な手法がクリスマスの装飾に用いられ、東北の夏を彩るねぶたとは一味違った、懐かしさと新しさで斬新なウィンドウでした。
ロケットのウィンドウを抜けると、入口正面ではサンタクロースが迎えてくれました。館内では、最上階まで続く吹き抜けにもモダンなねぶたがディスプレイされ、素敵な空間が広がります。地下通路の小さなショーウィンドウでは、商品ディスプレイとのコラボレーション。ねぶたを間近で見る機会はなかなかありませんでしたので、銀座に来てくれてありがとう、という気持ちになりました。
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
参考資料
https://www.nebuta.jp/know/origin.html
https://www.pref.aomori.lg.jp/kids/09_festival.html