【葉っぱのフレディ】
秋になり、紅葉していく葉っぱを見ると思い出す絵本『葉っぱのフレディ』。黄金色をした葉っぱの絵が印象的な表紙は、どこかで目にしたり手に取ったことがある方も多いのではないでしょうか?
『葉っぱのフレディ』は、アメリカの著名な哲学者であるレオ・バスカーリア博士により、生涯でただ一冊世に送り出された絵本です。物語が始まる前にはこんな文章が綴られています。
“この絵本を、自分の力で「考える」ことをはじめた子どもたちと、子どもの心をもった大人たちに贈ります。わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう。死とは何だろう。人は生きているかぎりこうした問いを問いつづけます。この絵本が自分の人生を「考える」きっかけになってくれることを祈ります。”
止まってはくれない“時”を感じながらめくるページ。物語の側にそっと寄り添う絵と写真。大人になって読む絵本は、どんな絵本であれ自分が生きてきたページと重ねてしまうかもしれません。だからこそ、今感じられることがあるはずです。
ここ若松ショールームの近くには、洞海湾を見渡せる北九州市立若松図書館があります。絵本も多くありますし、土日も開いていますので、若松散策の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
北九州市立若松図書館
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kyouiku/file_0392.html
若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html
参考資料
『葉っぱのフレディ いのちの旅』 レオ・バスカーリア 作 みらいなな 訳 島田光雄 画