



【紅葉シーズンの北海道、雪虫にご注意を】
小樽ショールームの窓から見える建物の蔦が赤く色づき大変美しい今日このごろ、札幌市内も紅葉のベストシーズンを迎えています。こちらの写真は札幌駅から程近い北大キャンパス内の様子です。澄んだ空気の中、暖色に色づいた木々を眺めながらのお散歩は至福と言えます。札幌市内には北大キャンパスのほかにも、中島公園や真駒内(まこまない)公園、道内有数の温泉地でもある定山渓(じょうざんけい)など、美しい紅葉スポットがたくさんありますので、紅葉狩りドライブもおすすめです。
しかし今年、北海道の短い秋を楽しむ我々の悩みの種となっているのが「雪虫」の大量発生です。雪虫はアブラムシの一種で、体から白くふわふわとした蝋物質が分泌されるため、風邪になびかれながら空中を飛ぶ姿がまるで雪のように見えます。北海道では、初雪が降る少し前にこの雪虫が見られることから、冬の訪れを知らせる風物詩とされています。なので例年どおりであれば、今年もこの季節が来たねという会話にとどまるわけなのですが、特に今年は夏の猛暑の影響なのか大量発生しており、連日道内各地のニュースをにぎわせています。
雪虫が人間を直接的に攻撃することはありませんが、歩いていると目や口に入ったり、服に大量に付着したりと意外と厄介です。雪虫はとても熱に弱い虫で人肌くらいの熱でも弱ってしまうようで、また飛ぶ力も弱いため服などに一旦付着するとそのまま死んでしまうため、放っておいても飛び立ってはくれません。完全に防御することはできませんが、気になる方はマスクなどを着用するのをお勧めします。また特に飲食店などに入る前には、一度ご自身やご友人の髪や服などを確認し、知らず知らずのうちに連れてきてしまった雪虫たちを払い落とし、お店の中に運び込まないように気を付けていきましょう。
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/雪虫
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231026/7000061985.html