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【高岡銅器】

「高岡銅器」は、江戸時代初期、加賀前田家が富山県高岡の地に7人の鋳物師を呼び寄せたことから始まったとされています。

当初は鉄鋳物による鍋などの生活用品、農機具などを生産し、高岡の町の主力産業として成長していきました。やがて、複雑で繊細な形状を表現することが可能な銅鋳物の製造が発展したことで、美術品や仏具なども作られるようになります。それに伴い、着色や象嵌、彫金といった加飾技法も発達し、1867年に行われたパリ万国博覧会に出展された商品は、国際的にも非常に高い評価を得ました。

高岡は、高岡銅器の製造に必要な、原型づくり、鋳造、彫金や象嵌などの仕上げ、着色、そのすべてを地場で行うことができる分業制が成立していることで、日本の銅器の90%以上という国内最大規模の生産を支えています。

また、銅だけでなく鉄やアルミ・錫・金・銀といったさまざまな金属を用い、バリエーション豊かな仕上げの方法で加工ができる高岡銅器は、近年ではその特長を生かしたメーカーやブランドによって、酒器やカトラリー、器などの日用品をはじめ、キッチン用品や照明など、私たちの生活にも身近な製品を次々と生み出しています。

富山県を代表する伝統工芸である高岡銅器。その伝統的でありながら革新的な商品のページはこちらです。ぜひご覧くださいませ。

大寺幸八郎商店
https://www.shokunin.com/jp/otera/eto.html
能作
https://www.shokunin.com/jp/nousaku/
FUTAGAMI
https://www.shokunin.com/jp/futagami/
モメンタムファクトリー・Orii
https://www.shokunin.com/jp/orii/kaki.html

参考資料
https://douki-takaoka.jp/about