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【骨董市】

骨董市はお好きですか?職人.comでは伝統的な工芸品を販売しているので、希少な骨董品のように感じていただくこともあります。使わずに飾りたいとお話しされるお客様もよくいらっしゃいます。

骨董市の名称はフリーマーケットや蚤の市、がらくた市などいろんな呼び名がありますが、フリーマーケットのフリーはfreeでなく「flea」、英語で蚤の意味です。フランス語の「marché aux puces」を英訳したのが「flea market」。19世紀後半のフランス・パリにて、古物を扱う商人「chiffonniers(シフォニエ)」の集める商品が蚤のわいたような古物だったことや、どこからともなく蚤のように人や物が湧き出てくる様子から来ているともいわれています。また、パリの蚤の市は最北部サン=トゥアンにあるクリニャンクールが大きくて有名ですが、古物を買いに訪れた客が城壁の上から山積みになったがらくたを眺めて、「これは蚤の市だ!」と叫んだことが由来ともされています。

フランスでは歴史や伝統、文化に対して高い尊敬心があり、蚤の市からも古い物を大切にするヨーロッパの精神を感じることができます。日本では1950年代からの高度成長期において産業の発展とともに物質的に豊かになり、大量生産・大量消費の時代を経ました。しかし近年、物質的な豊かさから精神的な豊かさへと、幸福の価値観は変化しているのではないでしょうか。

骨董市は週末などに開催され、古美術、古民具、食器、雑貨などさまざま並べられています。日本最大級の露天骨董市は「大江戸骨董市」、出店数は約250店舗です。歴史や文化に触れながら、大切に長く大事に使われてきた古き良き掘り出し物に出会える楽しさがあります。

大江戸骨董市は銀座ショールームからも近いです。ぜひ併せて訪れてみてください。

大江戸骨董市
https://www.antique-market.jp
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/蚤の市
https://ja.wikipedia.org/wiki/骨董品