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【秋田の郷土菓子・豆腐カステラ】

世界的にもヘルシーな食材として注目されているものの一つに「豆腐」があります。豆腐には、タンパク質や脂質といった体に必要な二大栄養素が含まれ、さらに、体を調節して健康を維持増進させてくれる「機能性食品」としても注目されています。

豆腐を多く食する地域に長寿者が多いことから、健康を保ち老化を遅らせる効果がある長寿食として、また、カロリーが少なく、水分を豊富に含むことで満腹感が得られ、かつ、栄養不足にならないという点において、豆腐は優れた健康食品としても評価されてきました。

そんな健康的な食材である豆腐は、スイーツの材料としても人気です。豆腐を使ったドーナツやチーズケーキ、アイスクリーム、ティラミスなど。ご自宅で手作りの豆腐スイーツを楽しまれる方も多いのではないでしょうか?

秋田県の県南地域に伝わる郷土菓子「豆腐カステラ」は、江戸時代末期にはすでに存在していたといわれる、歴史ある豆腐スイーツ。豆腐の風味が残る、しっとりとした独特の食感が特徴です。

畑作が盛んで大豆が重要な農作物だった秋田南部では、豆腐をご馳走にして冠婚葬祭などの特別な日のおもてなしに用いてきました。そこで、カステラの主原料となる砂糖や玉子の入手が難しかった時代に、豆腐を加工してカステラのように焼いた、豆腐カステラが生まれたと考えられています。

材料は、家庭によっても若干異なりますが、基本は木綿豆腐、玉子、砂糖、塩の4つ。豆腐はしっかりと水切りをして、残りの材料と一緒に滑らかになるまで混ぜた豆腐を鍋に流し込み、極弱火でじっくり両面を焼けば出来上がりです。冷蔵庫で冷やし、おやつやお茶請けとして食べたり、ご当地秋田では刺身のようにわさび醤油をつけて、おつまみとして食べることもあるそうです。

中村銅器製作所の玉子焼鍋は、熱伝導性や保温性に優れ、ムラなく均一に熱が伝わるため、焼きムラや焦げつきが起こりにくいことが特長。豆腐カステラを焼く「カステラ鍋」としてもお使いいただけます。豆腐カステラは、砂糖を入れることで割と日持ちがしますので、おやつからおつまみまで、東北は秋田県の伝統の甘味をぜひご自宅で楽しんでみてください。

中村銅器製作所 玉子焼鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/tamagoyaki.html

参考資料
https://cookpad.com/recipe/865775 (レシピ)
http://www.zentoren.jp/knowledge/health.html
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_12_akita.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%86%E8%85%90%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9