



【寿司の街・小樽】
小樽は別名、「寿司の街」といわれるほど、寿司は市民にとって欠かすことのできないグルメです。
現在では100軒以上の寿司屋が点在するといわれていますが、昔は専門店というものはなく、寿司は和洋食のお店で食べられていたそうです。
その後、大正初期にいくつかの専門店ができ、明治にかけて石狩湾で質の良い魚介がとれたことから、全国各地で修行していた若手の寿司職人たちがお店を構えるようになりました。これが寿司の街としての歴史の始まりです。
昭和62年の「魚供養祭」で一部の寿司屋が結束したことが、現在の「寿司屋通り」という名前のきっかけになっており、今では20軒近くの寿司屋が軒を連ねています。また、小樽運河を中心とした観光業が盛んになったことで、小樽の寿司文化は大きく発展していきました。
特別な日に寿司を食べるのはもちろん、同級生に何人かは寿司屋の子どもがいる、小学校では寿司職人による握り寿司体験をするなど、寿司の存在は市民の暮らしと強く結び付いています。また、各家庭で行きつけのお店が異なるので、もし地元の人に会ったら気になるお店の特徴などを聞いてみると、観光の際、寿司屋選びの参考になるかもしれません。ぜひいろいろなお店で、小樽の寿司を食べ比べてみてください。
※写真は、小樽の「すし屋 高大」にて撮影したものです。
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
参考資料
https://otarusushi.info/sushi/小樽の寿司の歴史
http://kyoudo-ryouri.com/food/2642.html