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【ライラック】

現在、札幌市では「さっぽろライラックまつり」が開催されています。札幌市民にとっては、ライラックの花の見頃を迎えるとともに、暑すぎず寒すぎず、爽やかで過ごしやすい季節の訪れを感じます。ライラックまつりが開催される大通公園や札幌市白石区の川下公園だけでなく、各地の公園の植栽や街路樹、家の庭木としてもあちらこちらで見ることができ、紫色やピンク色、白などのさまざまな種類のライラックがかわいらしい花を咲かせています。

ライラックは、ヨーロッパ原産の樹木ですが、札幌市へはアメリカから苗木が渡ってきました。耐寒性が強く冷涼な気候を好むため、札幌での栽培に適しています。小さな花が穂のようにたくさん集まって咲き、香りも良いライラックは、市民の間でも人気があり、昭和35年には札幌の木として認定されました。その前年の昭和34年から「さっぽろライラックまつり」が開催になったほど、札幌市民に親しまれている花木です。

また、ライラックには「リラ」というフランス語での呼び名があるのをご存じでしょうか。どちらの言葉も花の美しさにぴったり当てはまる響きです。北海道の方は、「リラ冷え」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。ライラックが咲く今の時期は、暖かく過ごしやすい気温になることが多いですが、寒の戻りにも気を付けなければいけません。軽めの上着はまだまだ手放せないですね。ちょっと今日は寒いなという日は、「今日はリラ冷えだね」なんて言ってみるといいかもしれませんね。

小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html

参考資料
https://www.sapporo.travel/lilacfes/
https://www.city.sapporo.jp/city/aramashi/index.html