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【橋の入口と出口】

河川や海峡、湾、水路、さまざまな場所に架けられ、日本中どこにでもある橋。左右対称のものが多く、入口と出口があると聞いてもあまりピンと来ない方がほとんどかもしれません。しかし、橋には明確な入口と出口が定められており、このルールさえ分かれば、普段何気なく通り過ぎている橋も入口と出口がどちらなのか見分けることができるそうです。

橋の名称が書いてある板は橋名板と呼ばれ、漢字で書いてあるもの、平仮名で書いてあるものがあります。観光名所として有名な橋を訪れた際に写真に収めているという方も多いのではないでしょうか。実は、この橋名板が入口と出口を見分けるポイントです。橋名板が漢字表記の場合は、そこが橋の入口、平仮名の場合は出口となります。つまり、漢字表記の橋名板のある向こう側には必ず平仮名表記の橋名板があるのです。

橋に入口と出口が定められているのは、橋名板を設置する場所にルールがあるからです。そもそも道路には「起点」と「終点」があり、大正時代には「すべての国道の起点は東京(日本橋に作られた道路元標)とする」と定められ、日本橋に近い方が起点、遠い方を終点と呼んでいたそうですが、現在では、重要都市、人口10万人以上の都市、国際観光上重要な都市などを起点とするのが一般的となっているようです。これにより、漢字表記の橋名板は道路起点側から見て左側に設置し、平仮名表記のものは終点側から見て左側に設置するというルールが定められています。ただし、このルールは全国どこでも共通というわけではないらしく、県庁舎などを基準にし、橋名板を設置している場合もあるようです。旅先で橋の入口と出口を探し、橋の先に続く道路や場所についてあれこれ想像してみるのも楽しそうですね。

橋はいつの時代も変わらず、私たちを新たな人やモノ、場所へと繋げてくれます。若戸大橋、三条大橋、日本橋、浅草橋。当店の4つのショールームのすぐそばには、その街のシンボル的な存在の橋があります。ぜひ、橋を渡って(若戸大橋は車のみ可、2018年12月1日に無料化されました)ショールームへお越しください。

ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_01a_03.html
https://zatsugaku-company.com/bridge-entrance-exit/
https://kk-sasakigumi.com/post-198/