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【クレソンごはん】

実はクレソン、脇役のように扱っていましたがかなりの健康効果があるようです。ヨーロッパでは、3000年以上前から健康効果のある最古の薬用野菜の一つといわれており、アメリカ疾病予防管理センターという機関が発表した「17種類の必須栄養素が豊富な野菜と果物41品目」という研究で、最も栄養密度が高かったとされています。免疫力増加、肥満予防に役立つ機能成分が豊富な野菜なのです。ちなみに2位以下は青梗菜、白菜、フダンソウ、ビーツの葉、ほうれん草が続きます。このデータから、ビーツは根ではなく葉のほうに更なる栄養価があったのかと、番外編ですが驚かされました。

日本ではこのクレソン、明治時代に外国人へ提供するために栽培されており、「オランダガラシ」と呼ばれていました。今でも私たち日本人は、日常で食べる機会は多くはないかもしれませんが、ぜひとも取り入れていきたいですね。

調理法は油と一緒に摂取すると吸収率が高まるので、肉料理や炒め物がおすすめです。水に栄養素が溶け出してしまうので、スープなら丸ごと食してください。ベーコンと炒めてコンソメスープも手軽ですし、今回はクレソンと牛肉の炊き込みご飯を試してみました。醤油で味付けしたごぼうと牛肉がクレソンの苦味と程よく合う一品です。セラミック・ジャパンの土鍋も、この冬、鍋や炊き込みご飯にと、かなりの登場回数です。そのまま食卓に出せるシンプルなデザインも気に入っています。平たい蓋や持ち手が出ていない分、収納もすっきり。キムチやトマト系の食材が多い場合は黒色もおすすめです。これからの3月から5月に旬を迎えるクレソン、ぜひ味わってみてください。

[材料](2合分)
牛肉(切り落とし) 200g
米 2合
ごぼう 1本
クレソン 2束(100g)
赤唐辛子 2本
A:
酒・みりん 各大さじ1
醤油 大さじ2
B:
酒・醤油 各大さじ1
サラダ油 大さじ1

[作り方]
1. 米は洗い、ざるにあげて水気を切る。鍋に米を入れ、水430mlを加えて浸しておく。
2. ごぼうは皮をこそげてささがきにし、水でさっと洗って水気を切る。赤唐辛子は種を取って1cm幅の輪切りにする。クレソンは2~3cmの長さに切る。牛肉は大きなものは3cm幅に切る。
3. フライパンに油を中火で熱して牛肉を入れてほぐすように炒め、肉の色が変わったら、ごぼう、赤唐辛子を加えてしんなりするまで炒め、Aで調味し蓋をして5分ほど煮る。
4. 1にBを加えてまぜ、3を汁ごとのせ、蓋をして中火にかける。煮立ったら弱火にして15分ほど炊く。
5. 炊き上がったらクレソンをのせ、蓋をして3分ほど蒸らし、全体を混ぜて食べる。

セラミック・ジャパン do-nabe L
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/donabe.html

参考資料
http://noutenki.net/archives/673/
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/255/