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【フライパンで作る肉豆腐】

目玉焼きにパンケーキ、唐揚げに餃子にハンバーグ、ソテーにトッポッキまで。1日1回は必ず手に取る小笠原陸兆の名作・フライパン。用途が広くて使い勝手の良い調理器具は?と聞かれたら、間違いなくこのフライパンを挙げるでしょう。

最強寒波の襲来により、いつもより何倍も冷え込んだ町家の台所。あまりに寒いので、調理の段階から暖かさを感じられる料理はないかと、肉豆腐を作ることにしました。肉豆腐は、牛肉と豆腐、青ねぎをすき焼き風の味付けで煮た京都の郷土料理の一つですが、調べてみるとレシピにはいろいろなバリエーションがあります。

冷蔵庫にあった木綿豆腐、玉ねぎ、豚肉、春菊を使った「豚肉の肉豆腐」なら、少しずつ食材が余ったときにさっと作れそうな一品。砂糖・みりん・酒・醤油を合わせた調味液で、火が通りにくい具材から順番に加えて煮込んでいくだけ。小振りなのに深さがあるフライパンは、ちょっとした煮込み料理にも使えるのが嬉しいです。付属の蓋はありませんが、木屋の落とし蓋180mmがピタリと合うので蓋が必要なときにも困りません。

グツグツと煮込みながら、時々やくさじで豆腐の表面に汁をかけつつ出来上がりを待っていると、いつしか寒さが和らいだように感じるので不思議です。熱いうちにテーブルへ持っていって、ふうふう冷ましながらお召し上がりください。火傷にはくれぐれもご注意を!

小笠原陸兆 フライパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fryingpan.html
木屋 落とし蓋 180mm
https://www.shokunin.com/jp/kiya/otoshibuta.html
本間数勇商店 わら鍋敷き 中 
https://www.shokunin.com/jp/honma/nabeshiki.html
conte やくさじ
https://www.shokunin.com/jp/conte/yakusaji.html

参考資料
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nikudofu_kyoto.html
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/7958 (参考レシピ)