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【小樽とガラス】

ショールームでの勤務のために久しぶりに降り立った小樽駅。改札を出ると、「GLASS ART GALLERY」と題された展示が行われていました。小樽市内にある6つのガラス工房の作家さんによる「和」をテーマにした作品が、雪を思わせる白の装飾と暖かみのあるオレンジの照明の中に並んでいます。(こちらの展示の会期は2023年1月31日までです)

小樽市の観光名所でもある堺町通りでは、ガラス細工やガラス工芸品を取り扱うお店が軒を連ねていたり、市内の工房では気軽にとんぼ玉やグラスの製作を体験できたりと、「小樽といえばガラス」といったイメージを抱いている人も多いかもしれません。

小樽とガラスの歴史は、19世紀後半、小樽が北海道経済の中心になろうとしていた頃に遡ります。現在では美しい工芸品などのイメージが強い小樽のガラス産業ですが、その歴史は当時の生活に欠かせなかった石油ランプ、そしてニシン漁のために開発されたガラス製浮き玉というかなり実用的な側面からスタートしました。

その後の電気の普及やニシン漁の衰退によって両者の需要は下火となってしまいましたが、現在でも、堺町通り沿いにある北一ホールでは167個もの石油ランプが灯る姿を見ることができます。また毎年2月に行われる「小樽雪あかりの路」というイベントでは、浮き玉を模して作られた「浮き玉キャンドル」が小樽運河に浮かべられます。

北一ホールなどが建ち並ぶ堺町通りへは、小樽ショールームから歩いて5分ほどで行くことができます。また、小樽ショールームのお隣の建物・旧高橋倉庫は、現在では小樽芸術村のステンドグラス美術館として利用されており、19世紀後半から20世紀初頭にイギリスで作られ、実際に教会で使われていたステンドグラスを見ることができます。

小樽ショールームにお越しの際は、少しばかり足を伸ばして、デザイン豊富で目にも楽しい小樽のガラス工芸品や、遠い異国からやってきたステンドグラスなどを堪能してみてはいかがでしょうか。

小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html

参考資料
https://www.snowstory.info/glassart
https://otaru.gr.jp/guidemap/glass-otaru
https://kitaichiglass.co.jp/kitaichihall/
https://asaharaglass.com
https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/stained-glass-museum/