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【重箱の歴史】

一段全部にご飯を詰め込んだら、それだけでご馳走になるのではないでしょうか?重箱の一段に、炊きたてのご飯で作った俵型のおにぎりといなり寿司を詰めてみました。あとの1段には大好きなおかずを詰めて、このまま紅葉狩りに出かけてしまいたいくらいです。

最近は行楽シーズンのお弁当箱やホームパーティーでもよく使われる重箱ですが、歴史はかなり古く、室町時代の文献にはすでに「重箱」という記述があったそうです。重箱は、四季を表す4つの箱を重ねた「四重」が正式とされているというのですから、四季がはっきりしている日本の気候風土を反映した工芸品とも言えます。

重箱が一般庶民に普及したのは江戸時代の頃。大名や武家のもと作られた、漆塗や蒔絵を施した豪華なものももちろんありましたが、当時は持ち運びに特化したシンプルな重箱も作られていました。こちらの松屋漆器店の白木塗二段重は白木の木目を最大限に生かした塗装が施され、白木の状態とよく似た質感が出ており、油ものも入れられる実用性とナチュラルな風合いが特長です。

重箱という名前には、「福を重ねる」という、幸せを祈る心が込められています。それを目にしたり耳にするたびに、道具一つを呼ぶにしても人の幸福を願う気持ちを込めるような、先人たちの美しい魂に触れているような気がしてなりません。

松屋漆器店 白木塗二段重(※原材料の入手が困難になったため、在庫がなくなり次第販売終了となります)
https://www.shokunin.com/jp/matsuya/

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E7%AE%B1